ラケットのカスタマイズ チューニング 改造について

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はじめに

 

どうも。

読めばテニスがうまくなる」マインドテニス講座管理人の山口泰弘です。

 

この講座は「読むテニスの教材」として、みなさんのテニスのレベルアップに役立つテニスの上達法や、最新のテニスグッズの紹介をしていきます。

 

今日は道具の話。

ラケットに関する話です。

 


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うまい人は特殊なラケットを使う?

 

私の身近にすごい実績を持つ方がいるんですが、その方の使っているラケットがこれです。

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そう、私が使用するのと全く同じ、バボラのピュアドライブ

 

道具が同じであるにもかかわらず

強烈なスピンボール

角度の付いたショット

全然歯が立たない。

 

あまりに差があると思ったので、こんなことを思わず聞いてしまいました。

 

「ラケット、何か改造してるんですか?」

 

返ってきた答えは驚くべきものでした。

 

「何にもしてない。」

 

「メーカーは最高の状態で出してきてる。」

「いじる必要はない。」

 

なるほどと思いました。

道具ではなく、腕の問題だったのです。

 

ラファエル・ナダル選手のラケット

 

プロのラファエル・ナダル選手は昔からアエロプロドライブを使用していることで有名です。

現在はピュアアエロのデザインとなっていますが。

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ラファエル・ナダル選手と言えば、おじさんのトニーさんがコーチを務めているということでも有名ですね。

元トップ選手がコーチではなく、親族がコーチというのはあまり例がないと思うのですが、、、

 

おじさんのトニーコーチは、ナダルが子どものころから、

ラケットがどうの、ガットがどうのと迷いが生じないように、ずっと同じ道具を使わせたそうです。

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ラケットやガットに関する情報は遮断されてる。

だから、どのラケットがいいとか考える余地がない。

それゆえ迷わない。

 

迷いの雲が晴れたる所こそ、実の空と知るべきなり。宮本武蔵

まさにこれなんですね。

 

事実、ナダル選手はプロになってからもずっと同じラケットを長く使ってますよね。

 

ただ、一瞬戦績が下降した時に、ヘッドのラケットらしきものを使ったり、ルキシロンのオリジナルらしきストリングを試したりしたようです。

ルキシロンのオリジナルと言えば、スペイン人テニス選手御用達といったイメージのストリングですね。

どんなストリングか過去記事にありますので、ぜひ参照してください。

今さらながらルキシロンのオリジナルのすごさを語る

https://mindtennis.net/2019/03/26/string-9/

 

一度は他の道具に浮気をしかけたナダル選手でしたが、結局元の道具に戻ってきています。

ナダル選手使用ラケット

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 ナダル選手使用ガット

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やはりころころ道具をいじるのはマイナスということですね。

 

バボラのラケットはカスタマイズを拒否?

 

さて、ナダル選手のお話しにも出てきたバボラのラケットを題材にもうちょっとお話をさせていただきます。

 

バボラの最新ラケットであるピュアドライブピュアアエロはカスタマイズを拒否しているのでは?

と思える仕様になっているのです。

 

ピュアドライブのレビュー

https://mindtennis.net/2017/11/06/racket-4/

 

ピュアアエロのレビュー

https://mindtennis.net/2018/12/28/racket-26/

 

上記のレビュー記事にも書いたのですが、ピュアドライブとピュアアエロにはある特徴があるのです。

これです。

ラケットのブツブツした表面。

これがあるので、カスタマイズによく使われるレッドテープ、

要するに、鉛のテープを貼れないのです。

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プロの選手はこんな道具を使ってカスタマイズしているんですね。

ところが、表面が凸凹のところに貼ることはできませんから、ピュアドライブとピュアアエロに鉛は貼れません。

これはメーカーがカスタマイズせず、そのまま使って欲しいというメッセージを発信しているのでしょうか。

 

本当のところはわかりませんが、興味深いです。

 

下手の考え休むに似たり

 

冒頭でお話しした私の身近にいるすごい方はこうも言っています。

「もし、カスタマイズするなら自分ではなく、メーカーの人にやってもらうね。」

 

なるほど。

たしかに、メーカーの人に任せるのであれば、ラケットの特性なども熟知した上でやってくれるわけですから、ど素人が自分でカスタマイズするのとはわけ違いますね。

 

メーカーは先ほどもお話しした通り、ありとあらゆる実験を通じて最高の仕上がりでラケットを販売しようとしています。

 

それを素人が安易にいじってしまえば、絶妙にコントロールされているラケットのバランスが崩れてしまうかもしれないのです。

「下手の考え休むに似たり」

とはまさにこのことかもしれません。

 

ですから、私は周りの人、とくにジュニアにも言うのです。

道具のあれこれなんか考えず、ただひたすら練習に打ち込めと。

 

で、めちゃくちゃうまくなったら、メーカーの方からお声がかかるよと。

「あなた専用のラケットをカスタマイズして作らせてください。」

ってね。

 

それまでカスタマイズなんかやめときなさいと。

 

道具オタクの楽しみ

 

まあ、そうは言っても、ラケットのカスタマイズって、楽しいのはわかります。

大人が好きでラケットをいじって遊んでるのを否定する気は私には全くありません。

それを楽しみでやっているのであれば、とことんやってみたらいいと思います。

ただ、うまくなりたいのであれば、それは別の問題です。

 

以前、アメトークで 「ゴルフ芸人」として、

劇団ひとりさんが出演していました。

 

ゴルフクラブのチューニングに夢中だという話をしていました。

ロフト角がどうとか、あれこれ細かいカスタマイズをするそうです。

 

それでスコア100切ってない(笑)

と、これが笑いを誘っていました。

 

まあ、本人がネタにしてそう言っていましたが、あれこれ道具のことをごちゃごちゃ考えて、コロコロ道具を変えちゃう人は劇団ひとりさんを笑えないですよね。

うまくなりたいなら、ラケットのカスタマイズは一旦どっかに置いておきましょう。

 

まとめ

 

道具は大切に。

でも、道具に支配されてはいけません。

 

よくよく吟味あるべきものなり。

 

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