グリップの握り方 強く握り過ぎはNG

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はじめに

 

どうも。

読めばテニスがうまくなる」マインドテニス講座管理人の山口です。

 

この講座は「読むテニスの教材」として、みなさんのテニスのレベルアップに役立つテニスの上達法や、最新のテニスグッズを紹介していきます。

 

今回はグリップの握り方についてお話しします。

握り方と言っても、コンチネンタルグリップとか、イースタングリップとか、ウエスタングリップとか、握り方の種類の話は別の記事に譲ります。

 

以下の記事はソフトテニスのバックハンドと硬式テニスのバックハンドの違いについて書いたものですが、グリップの種類の話をしていますので、ソフトテニスは全く関係ないという方もぜひ読んでみてください。

グリップの握り方の種類

https://mindtennis.net/2018/05/05/backhand-3/

 

今回の記事は単純に、グリップをどれくらいの強さで握ったらいいかという話です。


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そもそもテニスに握力は必要?

 

どれくらいの強さでグリップを握るかという話の前に、テニスにおいて、どれぐらい握力が必要かという問題があります。

この問題に正確に答えるのは非常にむつかしいです。

確実に言えるのは、「握力がないよりは、あった方がいいかもしれないけど、、、」というぐらいのことです。

ただ、握力が強ければ強いほどいいということも別にありません。

私が知っている身近な選手で握力が100キロあって、リンゴを簡単に握りつぶせるようなパワーを持っている人がいましたが、彼が選手として世界、あるいはそこまでいかなくても日本国内でトップになったかというと、そんなことはありません。

インカレに出場するレベルではありましたけどもね。

彼がフォアハンドを打った瞬間に、ラケットのグリップ部分が持っているところから折れたという伝説もあるのですが、、、

みなさんが欲しいのは伝説ではなく、競技の実績だと思うので、真似するのはおすすめできません。(真似できるか!という話ですが)

 

ひと昔前はハンドグリップなどを使って握力を鍛えている選手もいました。。

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ていうか、マッチョ専用って何?(笑)

158キロってなんだよ(笑)

 

ともかく年配の方などには、テニスは当然に握力を鍛えるものだと思っている方が多いです。

その理由はおそらく、現在との道具の違いが原因です。

かつてのラケットはウッドラケット。とにかくラケットが重い。

しかも、昔はオーバーグリップなどなくて、本革のグリップを直に握っているのが通常でした。

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(こんなオーバーグリップ、当時はなかった、、、)

そりゃ握力がないと滑るわな。

 

違う競技ですが、ゴルフの宮里藍選手の握力は20キロぐらいしかなかったそうです。

握力20キロなんて、その辺の小学生と変わらないですよ(笑)

でも、宮里藍選手はあの小さな体で、抜群に鋭いスイングができるわけです。

 

要するに、握力なんかなくても、クラブが振れたらそれでいいわけです。

テニスも同じです。

ラケットがすっぽ抜けずに鋭いスイングができるなら、握力なんて何キロでもいいわけです。

 

「ラケットがきちんと振れるなら、とくに握力など必要ない。」

これがひとまずの結論ということになりそうです。

 

ちなみに宮里藍選手が信奉する理論として、ビジョン54というのがあるんですが、このビジョン54は面白いです。

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この本はテニスの選手も読む価値があると思います。

指導者もこれを読むと価値観がぐるりと変わってしまうかもしれません。

ぜひおすすめです。

 

滑らないオーバーグリップを使おう

 

さて、ちょっと話がそれました。

ゴルフの話なんかもしましたが、現在のテニスでは滑り止め効果の高いオーバーグリップがたくさん出ています。

握力が弱い方でも、スイングをしたときにラケットがすっぽ抜けないようなオーバーグリップを使っていればそれでいいわけです。

良いグリップテープを使うことで、グリップ力が向上すれば、競技力の向上にもつながります。

 

以前書いたおすすめのグリップテープの記事なんかをぜひ参考にしていただけたらと思います。

おすすめのオーバーグリップについて

https://mindtennis.net/2019/01/05/grip-6/

絶対にすべらないオーバーグリップ

 

さて、ここで、絶対にすべらないオーバーグリップの話です。

先ほどの、おすすめのオーバーグリップについての記事はもう読んでいただけましたか。

私がお世話になっているラケットハウスキングさんがこんな動画を作っておられます。

この実験、めちゃくちゃ面白いです。

結果は、、、

ちょっと意外でしたね。

私が思っているナンバーワンのグリップ力の商品とは全然違いました。

 

絶対にすべらないパウダー

 

それでも「自分は汗かきでグリップが滑るのだ!」という方には、こんな商品もあります。

ヨネックス グリップパウダー

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その名の通り、グリップに使うと滑り止めになるというスグレモノ。

これ、野球だと、手に松ヤニをつけるとか、つばをつけるとかは反則行為として厳しくとがめられるのですが、テニスはそんなことがないのです!

なぜなら、グリップに何か塗ったとしても、ボールは汚れないからでしょうね。

野球だと手でボールを触るから、「手に何か塗る=ボールに何か付ける」になっちゃうわけです。

テニスならグリップに何でも塗っていいのです。

おいしく食べたいならマーガリンを塗っても別にいい。

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よくないか(笑)

 

最後に握り方のヒントを少し

 

最後に握り方のヒントを少しだけ。

 

タイトルにあるように、グリップの握り過ぎはNGです。

強く握り過ぎは、体全体の力みにつながります。

 

この点、卓球のトップ選手であった平野早矢香選手の言葉が非常に興味深いのです。

 

「はさむように持つ」 平野早矢香

 

実はこの言葉は伝説の麻雀打ちである桜井章一さんのアドバイスなのだそうです。

麻雀とスポーツに何の関係があるのかと不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

桜井章一さんの身体感覚は一流のアスリートと同じ、いやそれ以上。

どんな世界であっても、超一流と言われる人には何か特別なものがあるということですね。

桜井章一さんのもとには平野早矢香選手だけではなく、多くのトップアスリートも足を運んでいると言われています。

 

そんなヒントが詰まっている本がこちら。

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一流の身体の動静について学びたい方は、ぜひこちらをお読みください。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

やっぱり、グリップを握るのに力などいらないのです。

特に今どきの、全くすべらないオーバーグリップがあればなおさらね。

リラックスしてはさむように握ることができたらあなたのテニスは変わるかもしれません。

 

ちなみに私は最近このグリップがお気に入りです。

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安いけど、ちゃんとしてる。

性能として十分。

部活などで毎日テニスをするなら、この辺のコストカットはぜひともするべきです。

 

よくよく吟味あるべきものなり。

 

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