サーブは○○のことだけ考えればいい
どうも。
「読めばテニスがうまくなる」マインドテニス講座管理人の山口です。
この講座は「読むテニスの教材」として、みなさんのテニスのレベルアップに役立つテニスの上達法や、最新のテニスグッズを紹介していきます。
今回は久しぶりにラケットの話以外のことをしてみましょうか。
テニスのサーブがうまくなるための考え方や、練習の方向性について書いてみたいと思います。
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みなさんはサーブを打つときにどんなことを考えて打っていますか?
「とにかく速い球を打ってやろう」
とか、
「思い切りボールをひっぱたいてやろう」
だとちょっとプロの考え方と違うかもしれません。
トッププロはそんなことを考えてサーブを打ってはいないのです。
トッププロが何を考えてサーブを打っているか。
それを知りたいと思いませんか?
もちろん、プロの選手でも人それぞれ考え方は多種多様かもしれませんが、
私が現実に対戦したことのあるトッププレーヤーから面白い話を聞いたので紹介しておきましょう。
私が対戦したのは、全日本選手権に出場経験もある国内のトップ選手。
とにかくサーブがすごかった。
何がすごいって、スピードだけでなく、コースとボールの変化。そしてバリエーション。
結局一度もブレーク出来ずに負けました。
試合後にアドバイスをもらいました。
もちろん、そのサーブの秘訣についても聞きたいと思って尋ねてみました。
するとその選手は、サーブに関して、
「いかに回転をかけるかしか考えてない。」
とハッキリ断言しました。
興味深いアドバイスでした。
ウィンブルドンのジョコビッチとフェデラーのサーブを見ててもなるほどと思いましたね。
フェデラー選手とジョコビッチ選手が打っているファーストサーブは、一試合を通じて、だいたい平均的に、
190キロ
前後だったのです。
あれ?
と思いませんか?
プロの選手と言えば、200キロサーブが当たり前。
そんな風にみなさん思ってませんか?
先ほど紹介した記事にもその辺の事情は書きましたが、フェデラー選手もジョコビッチ選手も200キロのサーブが打てないわけがないんです。
彼らがちょっと本気になれば、200キロどころか、210キロ、220キロぐらいのサーブだって打てるはずなのです。
ところが、彼らはそんなサーブをほとんど打たない。
彼らはそれよりもサーブに回転をかけて変化をさせたり、厳しいコースを突いたりして相手を動かしたりすることを考えます。
あとはボディーへのサーブね。
彼らのサーブは猛烈に変化しています。
その変化を生むには厚いグリップでは全然ダメです。
こんな感じでかなり薄いグリップで握ることでサーブに回転をしっかりと欠けられるようになります。
プロの選手のサーブで特にすごいのは、ティエム選手のキックサーブ。
ぜひこの記事も読んでみてください。
世界最速サーブも恐ろしいですが、
https://mindtennis.net/2018/11/21/racket-25/
変化するサーブの方がもっと恐ろしい。
みなさんにはそれを知ってもらいたいのです。
回転をかけてサーブに変化をつけれるようになったら、次はコースを突く練習も忘れずに。
こんな練習法はどうでしょうか。
ぜひ参考にしてみてください。
いかがでしたでしょうか。
速いボールを打つだけのサーブから早く卒業しましょう。
まずは回転のことだけ考えて打ってみてください。
よくよく吟味あるべきものなり。
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