ショートラケット!? 26.5インチラケットの将来性
この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はラケットの話です。
先日ラケットの長さに関する記事を書きました。
一般的な硬式テニスラケットの長さは、27インチ(686㎜)です。
ですが、上記リンクの記事の中でも紹介したように、最近その常識にあえて挑んでいるモデルがあるので紹介します。
27インチよりも長いラケットというのは、一時期ブームになったのですが、最近一部のラケットに、27インチよりも短いものが登場してきているので、今回の記事では、そちらを分析してみたいと思います。
※この記事では、27インチよりも短いラケットを総称して、便宜上「ショートラケット」と呼ぶことにします。
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テクニファイバーのT-REBOUNDや、
テクニファイバー(Tecnifibre) 硬式テニス ラケット T-REBOUND TEMPO 270(フレームのみ) ティーリバウンド テンポ 2 BRRE10
ヨネックスのVCORE ELITEのように、
ヨネックス(YONEX) Vコア エリート 18VCE 596 フレイムレッド G1
最近、「大人が使う」26.5インチラケットが出てきています。
この「大人が使う」というところがポイントで、もともとジュニアラケットなんかには、一般的なテニスラケットよりも短いモデルがたくさんあります。
ジュニアラケットについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
このようなジュニアラケットに対して、大人用のラケットは、27インチが当たり前。
それが「常識」でした。
でも、よくよく考えてくださいよ。
ジュニアラケットには、身長に応じて小刻みにラケットの長さが違うものが用意されているのに、大人用にそれがないって変じゃないですか?
150㎝の女性と、190㎝の男性が同じ27インチのラケットを使って当然!?
いや、それって何か違和感ありますよね。
ショートラケットはそのような違和感を解消するのにふさわしい新たな試みだと思うのです。
身体の大きな男性は27インチでいいですし(あるいはかつて流行ったロングラケットでもいいかも)、小柄な女性は短いラケットだっていいじゃないですか。
ショートラケットの将来性と題して今回の考察をしていますが、その将来性については、十分可能性があると考えていいのではないかと思っています。
今後このようなラケットが流行るかどうかというと、やはり多数の人がショートラケットのメリットに気付いたり、有名なプロ選手がショートラケットを使っているというような状況が出てくるかどうかにかかっていると思うので、何とも言えないんですけどね。
セドリック・ピオリーン選手だったっけな?
一昔前に活躍したフランスのトッププロの選手なんですが、彼の場合、たしかラケットが特殊で、27インチよりも短く、26インチくらいしかなかったという話を聞いたことがあります。
ピオリーン選手は16歳でテニスを始めてプロになったという異色の選手なんで、天才過ぎて参考にならないかもしれませんが、過去にそんな感じでショートラケットを使った選手もいることはいるのです。
ただ、そんな選手はごくごく少数。
プロの選手が使用するラケットで、ロングラケットはあっても、ショートラケットはなかなか見かけませんね。
かつては、マイケル・チャン選手の影響でロングラケットが大流行しましたが、今では、ロングラケットさえもほとんど見られなくなりました。
プロの選手には2インチ以上長いラケットを扱う選手もいたのですが、それももう今は昔。
プロの選手もだいたい27インチのラケットを使うのが当たり前になっています。
さて、そんなロングラケット文化の衰退の原因なのですが、ラケット、ストリングの性能が向上したことは大きいと思います。
ラケットの性能が向上し、ボールの飛びが良くなるとともに、長尺ラケット、ロングラケットの文化も衰退していきました。
短くてもパワーが出るなら長さはデメリットしかない。
むしろ短いラケットの方が、操作性の向上という、メリットの方が大きい。
それゆえ最近はロングラケットは絶滅危惧種となり、レギュラーサイズである27インチラケットが9割以上という状況なのですが、まだまだその先にあるショートラケットの一般化には至っていないというという状況ですね。
そんな中、ショートラケットを普及させる動きが最も盛んに見られるメーカーがテクニファイバー。
TECNIFIBRE T-REBOUNDシリーズは、女性に向けた優しいラケットの開発というコンセプトから生まれたラケットです。
以下に全ラインナップを紹介しておきます。
TECNIFIBRE T-REBOUNDシリーズの全ラインナップまとめです。
テクニファイバーの場合、ラケットの名称に重さが入っているのでわかりやすいですね。
みなさんの好みの重さのものを見つけてもらえたらと思います。
いかがでしたでしょうか。
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