貴重なロングラケット バボラ ピュアドライブ+(プラス)

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はじめに

 

この講座は、

「読むテニスの教材」として、

テニスのレベルアップに役立つ情報や、

テニスの上達法、

テニスの練習法、

最新のテニスグッズ

などを紹介していきます。

 

今回はラケットの話です。

 

最近あまり見かけなくなってきましたが、

まだまだ意外と息の長い「ロングラケット」という商品カテゴリー。

 

「ロングラケット」というのは、

通常のテニスラケットが全長27インチ(686㎜)という長さなのに対して、

0.5インチ前後長くなっているようなラケットを指して言います。

 

ラケットの長さについては過去にこんな記事を書いていますので参考にしてください。

硬式テニスラケットの長さについて

こちらの記事でも書きましたが、かつてはロングラケット全盛の時代もあったものの、それもずいぶん前の話になってしまいました。

 

現在ではかつてのロングラケットブームのときのように、ロングラケットに豊富な商品バリエーションはありません。

ロングラケットユーザーたちにとっては、選択肢が非常に狭くなっています。

ロングラケットユーザーからしたら、ブームが去ったとしても、長年慣れ親しんだ長さのラケットを離れがたいのは当然なわけです。

かつてのロングラケットブームのころからずっとロングラケット一筋というプレーヤーは、なかなか普通の長さのラケットには戻れないでしょうね。

 

実は、トッププロの選手にも、そんな選手が多数いるのです。

今現在のトッププロって、かつてのロングラケットブームの時代にテニスを始めたという選手がかなりいて、

ジュニアのころから慣れ親しんだロングラケットを変わらず使っているという選手は結構いるのです。

ところが、一般市場としては、ロングラケットはだんだん駆逐されていく一方。

プロの選手なら特注ラケットで自分に合った長さのものをメーカーが作ってくれるかもしれませんが、

(いわゆるプロストックというやつね。)

テニスラケットのペイントジョブとプロストックについて

一般プレーヤーではそうはいきません。

 

数少ないロングラケットの中から自分に合ったラケットを探さないといけないのです。

そんな中、バボラ・ピュアドライブシリーズの2021バージョンにも、ロングラケットが存在します。

今回のバージョンアップでも、かろうじて生き残ったロングラケット。

 

2021年モデルのピュアドライブシリーズに関する詳しいレビュー記事は、また改めて書いていきますので、今回はその貴重なロングラケットであるピュアドライブ+(プラス)について書いてみたいと思います。

 

バボラ ピュアドライブ+(プラス)

 

ピュアドライブ+(プラス)

 

基本的なスペックはこんな感じ。

ピュアドライブプラス スペック

ヘッドサイズ
645 cm²
長さ
700 mm
重さ(ストリングなし)
300 g
バランス(ストリングなし)
320 mm
スイングウェイト
290
ストリングのパターン
16/19
硬さ(RA)
72
ビーム幅
23-26-23
構造

グラファイト

 

推奨するストリング
RPM Power/Xcel
推奨するテンション
23-27 Kg
推奨するグリップ
Syntec Pro
ストリング付き/なし
ストリングなし
品番
101438J
交換用グロメット 品番
900217

(バボラ 公式HPより)

 

さて、ピュアドライブプラスをもう少し詳しく画像付きで見てみましょう。

外観上はほとんど同じ。

ただ、この辺に+(プラス)


という表記がデザイン上されています。

 

ここにもちゃんと+という表記が。

あとはもう、ほとんどピュアドライブをただただ長くしただけ。

 

いや、もう今回のピュアドライブ2021年バージョン、

本当にデザインかっこいいわ。

はっきり言って、今回のピュアドライブプラスは「買い」です。

絶対におすすめできるロングラケットの一つです。

 

ピュアドライブ ツアープラスはどこへ?

 

ちょっと余談にはなりますが、

ピュアドライブシリーズにはかつて、ピュアドライブツアーのロングタイプもありましたが、そちらはラインナップから消えてしまいました。

315gのロングタイプとなるとちょっと扱いにくそうですが、国内版だと2015年モデルのピュアドライブシリーズまでは、

「ピュアドライブツアープラス」なるものが存在してたんですよね。

(写真は2015年版ピュアドライブ)

 

私が個人的に仲良くさせてもらっているある日本人トッププロの選手いわく、

「本当ならピュアドライブツアーのプラスが欲しいんだけどね。」
という話でした。

実際、世界のトッププロの場合でも、ジュニアの頃にロングラケットを使っていた世代はやっぱりロングラケットを使いたいわけです。

しかも、重たいのが欲しい。

まあ、需要としては少ないので、なかなかそういったラケットは市場で生き残れないですね。

プロが使うような重たいロングラケットを真似したいというアマチュアがいなくなってしまえば、

重たいロングラケットは絶滅してしまうかもしれません。

 

ロングラケットの今後

 

重たいロングラケットどころか、ロングラケットそのものが少しずつなくなってしまうかもしれません。

ロングラケットと言っても、かつてのような1インチロングラケットというのは、今日日ほとんど見なくなりましたしね。

 

現在ロングラケットと言えば、だいたい0.5インチロングですね。

 

実はそんな中、ピュアドライブプラスは27.6インチというちょっと変わったスペックなのです。

なんでそんな中途半端な長さなんだよと思ったので、考察してみましたが、
0.5は1.27cm
0.6は1.52cm

バボラはフランスのメーカーなので、インチではなく、センチ基準で、1.5cm長いラケットを作ろうというくらいの感覚だったのかもしれません。

 

そして、メーカーのスペックを見てなるほどと思いました。

0.6インチロングで、ぴったりラケットの長さが700㎜

なるほどねという感じでした。

 

ちなみに錦織圭選手のラケットは27.25インチ

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

錦織圭選手使用ラケット Wilson ULTRA TOUR 95CV レビュー

 

錦織圭選手が大好きで、ラケットを真似したい人でも、27インチから、27.25に変更するのは少し躊躇するかもしれません。

微妙な長さですね。

ボーッとしてる人なら気づかないレベルなんですけど(笑)

0.25インチロングラケットっていうのは、買うときにちょっと注意が必要ですね。

 

このように、一口にロングラケットと言っても、長さは様々です。

今後どうなるかは正直はっきりとはわかりませんが、少なくなっていくのは間違いないと思います。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

ロングラケットユーザーには、貴重な選択肢のひとつとなってしまったピュアドライブプラス。

ロングラケットを愛してやまないプレーヤーはぜひ。

 

やっぱり、サーブを打つときに、わずかでも打点が高くなるのはありがたいんですよねー。

 

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