ベルディヒ選手に学ぶバックハンドの打ち方
今回は久しぶりに技術に関する記事を書きます。
みなさんが苦手とするバックハンドの打ち方についてです。
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トマーシュ・ベルディヒ(thomas berdych)選手
(※肖像権の問題と、画像の権利の問題上、本人画像の掲載は控えさせていただいております。)
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英語読みなら「バーディッチ」、ウィキペディアでは「ベルディハ」と、これほど表記が安定しない選手はなかなかいない(笑)
ワウリンカ選手が、「バブリンカ」選手と書かれたりする問題と構造は一緒ですね。
なぜこんな問題が起こるかというと、一応メディアは本人に配慮して、現地読みに近い発音を奨励しているようです。
私はそんなのばかばかしくて、どうでもいいと思ってるんですけどね。
現地読みを推奨するなら、マイケル・ジャクソンじゃなくて、「マイコー・ジャクスン」とでも表記しなきゃ一貫してません。
ま、それはともかく、実は管理人の私はベルディヒ選手を一度生で見ているのです。
初めてジャパンオープンで見たときの衝撃。
忘れられません。
196cmの選手が、ジャックナイフ(ジャンピングバックハンド、フライングバックハンド)をやるわけですから。
ジャンプしながら打つのは錦織圭選手の「エアケイ」がおなじみですが、錦織選手よりも20センチ近く大きい選手がやるジャンピングショット。
鮮烈でした。2階から叩き込まれるようなチャンスボールの決め球。
取れるかい!!!
と、相手選手も心の中で叫んだに違いありません。
私が当時ベルディヒ選手を見たのは、彼が20歳そこそこのときです。ランキングもそこまで上位ではありませんでした。
おそらく、まだ100位台前後だったと思います。
今や「ベテラン」の域に達しつつあるベルディヒ選手も、当時は非常に初々しくて、サラサラのミディアムヘアー。
そう、ちょうど今の、アレクサンダー・ズべレフ選手のような風貌でした。
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そういえば、ズべレフ選手も同じぐらいの身長でしたね。
もう生で見ると、とにかく顔が小っちゃい。
恥ずかしくてとてもじゃないけど隣りに並べない(笑)
余談ですが、私が生で見た選手の中では、すでに引退した、マリオ・アンチッチ選手とか、とくに顔が小っちゃかったのを覚えています。
一体何頭身だよ。
ともかく、ベルディヒ選手は体格、リーチの面では非常に恵まれている選手ということです。
ただ、ベルディヒ選手のバックハンドが素晴らしいのは、体が大きいからだけではありません。
無論、ジャンピングバックハンドをするからでもありません。
(それに最近はあまりやっているシーンを見ません。)
ベルディヒ選手のバックハンド、彼のバックハンドが素晴らしいのは、思い切り姿勢を低くして打つからなんです。
腰を落として打つバックハンド。
196cmという長身の彼が打つバックハンドの動画、あるいは連続写真をぜひ検索して探してみてください。
もう地面すれすれまで膝を曲げて打っているのです。
これは、ものすごい負荷が体にかかると思うのですが、ベルディヒ選手は決して膝を曲げるのを怠らない。
これがトップたるゆえんだと思うのです。
はっきり言いましょう。
ベルディヒ選手のレベルのテニス選手ともなれば、膝なんて大して曲げなくてもいいショットは打てるのです。
棒立ちで突っ立ったまま適当に打ったって、そんじょそこらのアマチュアや下位のプロ選手ならふっとばせるくらいのバックハンドは打てるのです。
ところが、彼は毎回ちゃんと膝を曲げて打つ。
彼は知っているのです。
それにより、ショットの確率が1%、もしかしたら0,1%であっても上がることを。
彼は知っているのです。
それにより、ショットの威力が、ほんのわずかでも上がることを。
ちょっとしたことを徹底してやる。
ちょっとしたことをおろそかにしない。
これこそがプロのプロたるゆえんです。
「うまくなりたい!」
といいながら、このちょっとしたことを徹底しないアマチュアがいかに多いことか!
ベルディヒ選手から学んで欲しいのです。
彼のような天才的トッププロでさえあんなにも丁寧に膝を曲げる。
じゃあ、あなたは?
そう、次はあなたの番です。
とまあ、えらそうに今まで書いてきましたが、これは私の選手時代のバックハンドです。
このおじさんもまだ膝を曲げ足りない(笑)
喝!!!
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「うまくなりたい」その気持ちはみな同じ。
そのためにやるべきことを徹底していますか。
技術的なバックハンドの打ち方の詳細は改めてまた記事を作りますのでそちらを参照してください。
よくよく吟味あるべきものなり。
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