最新版ヘッド ラジカルMPについて 打感・レビュー まとめ

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はじめに

 

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今回はラケットの話です。

 

最新のヘッド、ラジカルシリーズについて書いてみたいと思います。

(画像はラケットハウスキングさん提供)

 

ヘッドラジカルシリーズと言えば、

トッププロから、アマチュアプレーヤーまで幅広く愛される

ヘッドの名作シリーズですね。

その起源はかつての世界チャンピオン

アンドレ・アガシ選手の使用していたラケットにまでさかのぼります。

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ヘッドのスピードシリーズがジョコビッチ選手

 

グラビティシリーズがズベレフ選手

のモデルというのと同じように

 

かつてラジカルと言えばアンドレ・アガシ選手というモデルでした。

 

アンドレ・アガシ選手はもうとっくの昔に引退してしまいましたが、

ラジカルは今なおマイナーチェンジを繰り返しながら続く超ロングセラーモデル。

 

今回の記事では、そんなラジカルシリーズの中でも、

とくに秀逸な仕上がりのラジカルMPについて書いてみたいと思います。

 

HEAD RADICAL MP

 

ヘッド ラジカルMP

ヘッド グラフィン360+ ラジカル MP 300g (Head Graphene 360+RADICAL MP 2021) 234111 硬式テニスラケット G2
ABCスポーツ

 

<スペック>

CPI:400

ウェイト(張上げ無し):300 g/ 10.6 oz

ストリングパターン:16/19

ヘッドサイズ:630 cm² / 98 in²

グリップサイズ:1-5

バランス:320 mm / 1 in HL

長さ:685 mm / 27.0 in

フレーム厚:20/23/21 mm

HEAD公式ホームページより

 

ラジカルシリーズのラケットは、

過去に何度かスペックが大きく変わった歴史を持ちます。

 

かつてのラジカルって、縦糸が18本あった時代もあったんですよね。

ディエゴ・シュワルツマン選手が使っているラジカルは、

その当時のものだと言われています。

 

ストリングパターの違いによって何が起きるかについてはこちらの記事をご覧ください。

16×19と18×20 ストリングパターンで全然違うラケットに

 

さて、今回のラジカルMPもまた、旧作から若干仕様が変わりました。

 

今回のラジカルMPは、295gという旧モデルから、

300gに変わりました。

 

ロングセラーモデルってなかなか仕様の変更ってしにくいものなんですけどね。

 

例えばバボラのピュアドライブが仕様変更ってちょっと考えられないですよね。

300gだったラケットが急に290gとかになったりすると、

長年のファンは離れてしまうかもしれません。

黄金スペックと呼ばれるこのラケットはもう完成していて、

いじっちゃいけないのです。

 

それくらい、メーカーにとって、

ロングセラーモデルのバージョンアップアップには慎重にならざるを得ないのです。

 

ただ、YONEXのEZONEのように、ロングセラーでありながら、

重さが変わるという思い切った仕様の変更をしてくる場合も最近ではありますね。

310gだったEZONEが305gになったときにはちょっと驚きましたが、

このメーカーの戦略はばっちりハマっていると感じます。

軽量化により、明らかに使える層が広がったと思うからです。

 

私は旧作のラジカルMPの仕様が大好きでした。

かつてのラジカルMPは295g

 

男性の中には男たるもの、

「300g未満のラケットを使うなどプライドが許さん」

みたいに思っている人も多いと思うんですが(笑)

実際に295gのスペックを使ってみると、

これほどまでに扱い安いのかと驚かれると思います。

 

食わず嫌いはやめて、一度295gを使ってみろというのが私の考えなのですが。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

新たなスタンダード!?HEAD(ヘッド)GRAVITY MP(グラビティ ミッドプラス エムピー)

 

ともかく、今回重さの見直しが行われたのは大きいと思います。

以前のラケットとは全く別物という感覚になりました。

 

その他のラジカルの特徴と言えば、

空気抵抗を抑えるように設計された凹凸のないグロメット。

ピュアアエロのグロメットのようにスマートになりましたね。

そのおかげで、ボックス形状(と言っても完全なボックス形状ではないけど)でありながら、

鋭い振り抜きの感覚を手にすることができます。

テニスラケットのラウンド形状とボックス形状とは

 

この空気抵抗のないグロメットというのは、

スピードシリーズでももともと採用されていますし、

この凹凸のないグロメットというのは、

今後どんなラケットでも標準になってくるかもしれませんね。

ヘッドのラケットだともうすでにこれが標準という感じかな。

 

ラジカルMP 打感・レビュー

 

で、実際にラジカルを打ってみた感触ですが、

やはり現代のラケットらしく、キーンという少し硬い感触はあります。

ただ、ラジカル伝統の独特の打感とホールド感で、

ボールをやや包むような感覚があるので、非常にコントロールがしやすいラケットです。

硬いのに、ボールを持ってくれる、つかんでくれる。

攻撃的なストローカーにはうってつけですね。

サーブもいい。

ボレーなんかはもう少し飛んでくれるラケットの方が楽ですが、

シングルスプレーヤーが使うには、申し分ないレベルだと思います。

(ダブルスプレーヤーなら、もうちょっと楽にボール飛ばしたいよね。)

 

よりボールの飛びを求めるプレーヤーは、エクストリームMPなんかがおすすめですが、

コントロールとパワーの絶妙なバランスでいうと、ラジカルは秀逸です。

 

それは今回295gから、300gへと重さが変わった新しいラジカルでも同様です。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

ヘッド ラジカルMP

ヘッド グラフィン360+ ラジカル MP 300g (Head Graphene 360+RADICAL MP 2021) 234111 硬式テニスラケット G2
ABCスポーツ

スペックが大きく変わった今回も、

このラケットの秀逸さは変わりません。

 

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