プロ野球 柳田悠岐選手に学ぶテニスのメンタル
今回はメンタルの話です。
ちょっと筆が進むのが遅すぎて、もうずいぶん前の話になってしまうのですが、
先日プロ野球の日本シリーズ2018、広島東洋カープVSソフトバンクホークスを見ていました。
結果はご存知の通り、ソフトバンクホークスの圧勝となりました。
ここで選手たちが感じるプレッシャーはどれほどのものだろうかと思いを馳せましたが、ちょっと異次元すぎて、その本当のところはわかりません。
ただ、この日本シリーズ、プロ野球からもメンタルの面でテニス選手が学ぶべきことはたくさんあると感じました。
今回はそんなお話をしようと思います。
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さて、もうあまりタイムリーなネタではなくなったのですが、日本シリーズを見ていた感想です。
中でも第5戦での柳田悠岐選手の一発は見事でした。
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ここぞというところでのサヨナラホームラン。
私は広島在住なので、もちろんカープを応援していたのですが、もうあれは敵ながらあっぱれ。
(といっても、昔からのカープファンからすれば「にわかファン」にすぎませんがね。)
さすが4番バッターという仕事でした。
ぐうの音も出ないほどの一撃でしたね。
あんな緊迫した場面で、最高のパフォーマンスを出せるのはなぜか。
どんなスポーツ選手でもそれが知りたいと思うはず。
その答えは意外なほど単純だと思うのです。
それは、自分にそのチャンスが回ってきてほしいと願うかどうか。
ということ。
つまりは、その場面を楽しんでいるかどうかということ。
ただそれだけだと思うのです。
ここでプロ野球のかつてのスーパースター、長嶋茂雄氏のエピソードを紹介します。
長嶋茂雄氏はいわずと知れた、日本プロ野球界のレジェンドですね。
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記録では、同じ巨人軍の王貞治選手に及ばないにも関わらず、絶大な人気を持っている方ですね。
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もう今の若い世代の方だと、全然知らないという方も多いかもしれません。
かく言う私だって、現役で長嶋茂雄氏がプレーするのを見ていた世代ではありません。
私にだって、長嶋茂雄氏は、CMで、
「セコムしてますか?」
って言っている人くらいの人というくらいでしかないのです。
ですが、私の両親の世代、今の60代、70代あたりの人にとっては輝かしいスーパースターなわけですよ。
先述のように記録では王貞治氏に及ばないにもかかわらずです。
外国人にも日本に来て、なぜ長嶋茂雄氏がこんなに人気なのかと首をかしげた人がたくさんいたとか。
まあ、長嶋茂雄氏の人気は一種の宗教みたいなもんかと思ってもらえばいいのですが(笑)
長嶋茂雄氏がこれほど人々から愛されるのは、ベタな言い方ですが、「記録」ではなく「記憶」に残る選手だったからです。
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チャンスに強くて、チャンスのときほど燃える。
緊迫した状況を心から楽しんでいた。
天皇陛下が来られた、天覧試合でのホームランは伝説ともなっていますね。
知らない人はググってください。
長嶋茂雄氏はチャンスが自分に回って来いと思っていたそうです。
でも、野球でいうチャンスは一歩間違えたら、大ひんしゅくを買う場面でもあるのです。
容易に想像できますよね。
9回裏2アウト満塁。1打出れば、逆転サヨナラ勝ちという場面。
これは、チャンスであると同時に「ピンチ」でもあるのです。
絶対に失敗できない状態。
野球ってどんな天才バッターでも3割台しか打てないわけですよ。
そんな場面で自分に打席が回ってきたら、、、
みなさんはどう感じますか?
その状況を心から楽しめますか?
長嶋茂雄氏はその状況を、
心から楽しんでいたのです。
のちに野村克也氏がこんなことを言っていました。
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「長嶋茂雄氏は打席で何にも考えてない。」
(笑)
実際そうだったのかもしれない。
そう思えるほど、メンタルが常軌を逸していたのだと思います。
常人の理解を超えるほどぶっとんでいたのだと思います。
心からチャンスを楽しんで、ボールを打つことに夢中になって、目の前のボールに集中しているから、「何も考えていない」ように見えたのかもしれません。
さて、われわれテニスがうまくなりたいと思っている人間が、そこから何を学ぶかなんですが、当然みなさんにも「楽しんで」もらいたいわけです。
テニススクールでも特に初級のクラスなんかで多いのですが、試合形式の練習の時に自分にサーブが回ってくるのを嫌がる方が結構たくさんいるんですね。
サーブを嫌がる方、これダメです。
これ、楽しめてないですよね。
ダブルフォルトするかも、、、そしたらペアに迷惑かも、、、
そんな不安は捨てて楽しんでください。
きっとその方がいい結果になるのです。
チャンスを楽しめていないかも。
そんなときはこの明るい笑顔の長嶋茂雄氏のことを思い出してください。
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スポーツは成功も失敗も、勝ちも負けもすべて楽しむものです。
これは、私がかつて選手だったときに全く欠けていた感覚なのです。
勝ちだけにこだわっていたかつての自分では決してわからなかった境地。
今はこれをみなさんに伝えることができる。
私の失敗からも学んでほしいのです。
さて、次に、もう一つ別の超一流スポーツ選手のエピソードを紹介しましょう。
タイガー・ウッズ選手
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もはや説明不要。
ゴルフ界のスーパースターですね。
ウッズ選手のエピソードとしてこんな有名な話があります。
優勝をかけたプレーオフ。
相手がパットを外せば、自分の優勝が決まるというその場面。
なんとウッズ選手は相手のパットが入ることを願っていたというのです。
相手のパッドが入れば、まだまだその先にしびれるような戦いが待っている。
ウッズ選手はそれを心から楽しんでいたのです。
ちょっと想像しがたい感覚なのですが、実は私、今だからこそなんとなくその気持ちがわかるのです。
テニスの試合でたくさんの観客が見に来てくれている状況。
相手とラリーをしていて、相手がミスしてくれたらもちろん自分のポイントなのでうれしいはずなのですが、ラリーがめちゃくちゃ長くつながって、10往復、20往復してくると、「ここで途切れてほしくない」というような気持ちになることがあるのです。
その時って、きっと心からテニスを楽しめていると思うのです。
試合に勝てない時期はそんな気持ちが全くなかったのを覚えています。
自分が決めに行ったボールが相手に返球されると、イラついたりしていたのをよく覚えています。
それで勝てるわけがないのです。
今だからわかるのです。
冒頭にご紹介した柳田悠岐選手の場合、日本シリーズのあの場面。
きっと同じだったと思うのです。
楽しかったに違いないのです。
テニスでも同じです。
フェデラー選手もナダル選手も、錦織圭選手も同じです。
ここぞという場面で最高のパフォーマンスを発揮できる選手というのはみな同じはずなのです。
最後にこの言葉を紹介しましょう。
鍛えるのは心の正しい動き
宮本武蔵の言葉です。
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あなたの心の動きは正しいですか?
もし自信がないなら、この講座のメンタル・マインドに関する記事をさかのぼって読んでみていただくことをおすすめします。
もう一つ、この本がマインドテニス講座の指定教科書でしたね。
ぜひ、こちらも読んで、「楽しむ心」を持っていただけたらと思います。
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大人になるとゾクゾクするようなこととか、ワクワクするようなことってなくなってきてませんか。
スポーツってそれを簡単に味わえるものですよ。
もっと楽しみましょうよ。
これはかつてスポーツを楽しめていなかった私が得た一番の教訓なのです。
よくよく吟味あるべきものなり。
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