箱根駅伝 NIKEの厚底シューズとテニスの進化
この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回は広く道具全般に関する話
をしようと思います。
正月休みに
箱根駅伝
を見ていて
感じたことがあります。
「全員派手な靴を履いてるな。」
調べてみるとこれでした。
NIKE ZOOM X
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ナイキ ズーム エックス
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箱根駅伝というのは、
学生たちが走るわけで、
この流行に敏感な若い世代が、
流行りものを身につけるというのは、
ある意味当たり前です。
ランニングシューズだけでなく、
世界的な流行としては、
どんな競技のシューズも
今はかなり派手ですよね。
以前サッカーのワールドカップ
を見ていた時にも感じましたが、
サッカー選手の足元も華やかでした。
さて、
話を箱根駅伝に戻すと、
過去にもいろいろ流行はあって、
例えば、
こんなネックレス
が流行ったこともありました。
ファイテン
RAKUWAネック
ファイテン RAKUWAネック メタックス (チョッパーモデル) 羽生選手愛用ネックレス 価格:10,780円 |
あのフィギュアスケートの、
羽生結弦選手も愛用している
というネックレス。
このネックレスを、
一つだけでなく、
首にジャラジャラと
何個もぶら下げている選手が
たくさんいました。
このネックレスって効果あるの?
って思ってる方もたくさんいると思いますが、
それはまた別の機会で書こうと思います。
他に箱根駅伝で流行したのものは、
最近だと、
こんなテープとか。
ファイテン
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おじいちゃんが貼っていた
ピップ エレキバン
みたいと言ったら怒られそうですが、
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このファイテンのパワーテープも、
以下に紹介するスパイラルテープも、
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選手たちの間で大流行し、
全身テープだらけの選手が
たくさんいました。
ところが、
今回の派手なピンクのシューズ
が流行しているのは、
どうやら今までの流行と、
勝手が違うようなのです。
何が違うか。
それは、
今までの流行と違って、
今回のピンクのシューズは、
記録の大幅な更新に、
直接寄与している可能性が高い。
ということです。
正直、
ネックレスや、
テープの効果については、
専門家の間でも
意見が分かれるところです。
しかし、
今回のピンクのシューズは別。
明らかに記録の向上に
つながっているのです。
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こちらの写真は、
2020年1月5日
中国新聞の記事からです。
厚底シューズ 箱根席巻
高い反発力 高速化要因か
そう冒頭では、
ピンクのシューズ
と書きましたが、
ポイントは色ではありません。
このシューズの一番の武器は、
厚底であるということ。
価格:29,800円 |
ランニングシューズというのは、
底の厚さがモデルによって
全然違います。
通常、
市民ランナーなど、
アマチュアのランナーが、
エンジョイで使う
ランニングシューズというのは、
底が厚く、
クッション性が高いのです。
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反対に、
レース用と呼ばれるような、
競技レベルの選手たち
が使っているものは、
底が薄く、
全体に軽量化が図られているものです。
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ところが、
今回のNIKEの厚底シューズは、
競技者=薄底
という常識を、
根本からひっくり返したのです。
厚底のシューズで、
反発力を高めて、
なおかつ、
足を保護することで、
ランニング効率が上がる。
それはまるで選手が
下り坂をスイスイと
駆け下りていくような感覚で
走れるようなものだと言います。
この革新的な商品のおかげで、
箱根駅伝だけでなく、
世界中のマラソン大会などでも、
好記録が連発されているのです。
この状況を見て私は、
数年前のある競技の騒動
を思い出しました。
その騒動とは、
競泳の高速水着問題です。
スピード社が開発した
レーザーレーサー
という水着は、
従来の水着の常識を超える高性能。
価格:43,120円 |
今でもこんな高い水着が売られています。
この水着によって、
競泳でも次々と世界記録が
塗り替えられていく
という現象が起きました。
これって、
今のマラソンの現状と
全く同じですよね。
そして、
ついにこの高速水着問題には
決着が付きます。
禁止
そう、
ついにこの高速水着は
規制がかかってしまったのです。
たしかに、
この高速水着の異常な価格
を考えると、
一部の経済的に恵まれた選手しか使えない
ということが起きそうです。
アンフェアな感じはしますよね。
しかも、
聞いた話では、
この高速水着は、
着ているときに、
身体全体を思い切り締め付けるように
密着させて着るため、
普通に脱ごうとしても
脱げないそうです。
じゃあ、
どうするか。
ハサミで切るんです。
この水着は競技で一回着たら終了。
使い捨てです。
こんな状況を見ると、
とても健全ではない
という気がします。
今回のマラソンでの
厚底シューズも、
同じように
規制が議論されているようです。
せっかくメーカーが
知恵を絞って開発したのものが
排除される
というのは、
何か寂しい気がしませんか?
ドクター中松氏が開発した
ビヨンビヨンとバネで跳ぶ
ジャンピングシューズや、
水上でロケット噴射で宙に浮くような
靴がありますよね。
マラソン選手がそういったシューズを
履いて出てきたら、
「コラ!」
と言えば済む話で、
NIKEの厚底シューズが
規制されたら、
マラソン競技が新たな進化を
遂げようとしているのを
阻害することにならないか。
私はそんな風に思ってしまうのです。
あらゆる競技は、
道具とともに発展してきました。
スピードスケートの例を
考えてみてください。
スピードスケートの場合
こんな靴底に刃が付いたシューズ
を履くわけです。
ザイラス スピードスケート S-3300 ブラック×シルバー 約 送料無料!2015年NEWモデル ラッキーシール対応 価格:13,200円 |
すでにみなさんご存知と思いますが、
この刃の部分は、
パカパカと動くようにできています。
スラップスケートと呼ばれますが、
これはもう、
競技レベルの選手には当たり前のことです。
刃が靴底に固定されたままの、
昔ながらのスケートシューズで
競技に参加する選手などいません。
全員がスラップスケートで戦う
これがスピードスケートという競技です。
スラップスケート自体も、
最初に登場した時は、
一部の選手だけが使用して、
不公平な状況だったかもしれません。
しかし、
そのときに、
このスラップスケートを
禁止していたら、
現在のしびれるような、
超高速で争われる
スピードスケートの
見ごたえ
というものは、
存在しなかったかもしれません。
道具の進化とともに、
競技自体が新たな次元に進化した。
これって、
テニスも同じじゃないですか。
テニスのラケットも、
時代とともに進化してきました。
木のラケット
アルミのラケット
カーボンのラケット
ストリングも、
時代とともに変化してきました。
ナチュラルガット
ナイロンストリング
ポリエステルストリング
テニスだって、
これらの道具の進化を
禁止していたら、
現在の手に汗握る
スリリングな高速テニスは
存在しなかったはずなのです。
だから、
道具の進化というものは、
どんどん認められていくべきではないか。
そう私は考えるのです。
それが競技のさらなる発展や、
競技人口の拡大につながると思っています。
重たい木のラケットしか使えない
そんなルールなら、
テニスは生涯スポーツではなかったでしょうし、
ジュニアテニスだって、
今ほど盛んではなかったでしょう。
実は過去にも
を書いています。
原晋監督の、
「選手の自主性を大事にし、
選手に自分たちで考えさせる。」
というスタイルは、
他競技ですが、
指導者としての自分にとって、
とても参考になりました。
また、
原晋監督は、
箱根駅伝を、
関東だけでなく、
全国に開かれたものにするべきだ
と常々主張されています。
たしかに、
箱根駅伝の長い伝統を考えると、
開かれたものにするべきでない
という意見も尊重に値しますが、
陸上競技全体のレベルアップという、
原晋監督が目指すものを考えると、
全国の学生が集まれるようにするべき
なのかもしれません。
また、
箱根駅伝が始まった当初は、
この競技に関東の学生くらいしか
集まれないのは当たり前でしたが、
現在は交通手段の進歩により、
地方の学生だって参加は容易ですし、
関東の学生だけしか参加できないというのは、
時代にそぐわないものなのかもしれません。
もちろん、
箱根駅伝や、
陸上に関しては、
全くの専門外の私が、
えらそうに論じる資格はありませんので、
この辺にしておきます。
いかがでしたでしょうか。
道具の進化
という観点から、
今回記事を書いてみましたが、
みなさんはどう思われたでしょうか。
ぜひみなさんに、
議論をしていただきたいので、
良ければこの記事を、
どんどんSNSなどで
シェアしていただけるとうれしいです。
それにしても、
このNIKEの厚底シューズ
NIKE ZOOM X
VAPORFLY NEXT %
ナイキ ズーム エックス
ヴェイパーフライ ネクスト パーセント
価格:29,800円 |
どんなものか、
私も一回履いてみたいんですけどね(笑)
ただ、
私にはこのシューズを
身につける資格がないです。
私もかつては1500メートル走を
4分くらいで走れたんですが、
今や5分も切れないでしょうね。
走ることに関して、
何の努力もしてない人間の記録が、
例えば1500m走で5分46秒から
5分23秒に伸びたとしても、
それがどうしたという話です。
高速水着だって、
私が身につけて、
平凡な記録を0.2秒縮めたところで、
そんなものには何の価値もありません。
真剣に競技と向き合ったものが、
最後に頼るものが
これらの道具だと思います。
しかし、
テニスのラケットは別
始めからいいものを使えば
それでいいのです。
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なぜなら、
これらの道具は、
他の道具と価格の点では
何も変わらないのですから。
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