テニスラケットのカスタマイズ 鉛のテープの使い方
この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はラケットの話です。
ラケットのカスタマイズ(改造)の話をしましょう。
改造と言っても、ルールに反するようなインチキラケットにするわけではありません。
野球とかだと、バットの中の方にコルクを詰めこんで、飛距離を伸ばすなどの不正が存在するそうなんですが、テニスラケットの場合、ボールが飛べば飛ぶほど有利というものではありません。
単純にボールがよく飛ぶラケットを使うことに、とくにアンフェアという評価は下されないのです。
したがって、ラケットに手を加えてカスタマイズすることが、ある程度自由に許されているのだと思います。
今回は、単純にラケットに重りをプラスして、ボールの威力を上げたり、コントロールを安定させる方法についてお話ししてみましょう。
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キモニー 鉛バランサー
リードテープと書かれていますが、「鉛」は英語の発音では、あえてカタカナで表記すると「レッド」です。
レッドテープと言うべきですね。
でも、こうして、堂々と間違った名前でメーカーも発売していますんで、「リードテープ」と呼ばれることが結構あります。
これ、どんな商品かと言うと、細長い鉛のテープになっていて、好きな長さに切り取って、自分でラケットに張り付けることができるというものです。
たとえば、スタン・ワウリンカ選手の使用するラケットの、フレームサイド部分を見てみると、この鉛のテープが付いているのが見えるかと思います。
Don’t limit your challenges. Challenge your limits !
♟🔑⚡️🎾💥🏃🏻♂️💦🖤#trusttheprocess #pushyourself #enjoy #hardwork #fun pic.twitter.com/8adbapdWXS— Stanislas Wawrinka (@stanwawrinka) January 19, 2020
この鉛バランサーというのは、こんな感じで使うものなのです。
たまたまワウリンカ選手のラケットを例に出しましたが、たとえば、ジョコビッチ選手のラケットなんかもフレームのサイドはこの鉛のテープがべっとりです。
プロの選手はお互いに打つ激しいボールのやりとりで打ち負けないように、ある程度ラケットの重さが重たいものを使うのが普通です。
で、そんなトッププロの選手なら、ラケットメーカーに特注品をお願いして、はじめから重たいラケットを作っておけばいいじゃないかと思われるかもしれません。
ところが、ラケットのグリップ部分の空洞に、ウレタンなど流し込んで全体の重量を上げることはできても、ラケットのサイド部分だけをピンポイントで狙って重量を上げるとか、そういった細かい調整はなかなかできないわけです。
そのような細かい調整になったら、鉛のテープの出番なわけです。
この鉛のテープを使えば、素人でも、1g以下の細かい単位での調整までできるので、非常に便利なのです。
ただ、注意が必要なのは、ラケットメーカーも、ユーザーにとって最適と思われるバランスでラケットを発売していますから、素人が安易にラケットの重さをいじるときには注意が必要です。
鉛のバランサーを使って、ラケットの性能を上げるつもりが、ラケットの性能を台無しにしてしまう場合だってあるのです。
なので、この鉛のテープを使うときには、少しずつ重りを足していって、一気にラケットのバランスを変えすぎないように注意しましょうね。
試しにピュアドライブに貼ってみました。
最初はこれくらいの長さでちょっとだけ足すのが無難です。
ちょっと注意が必要なんですが、バボラのピュアドライブに貼る場合、ラケットの表面が凸凹しているところがあるので、そこはうまく避けながら貼らないといけないので面倒です(笑)
このイボイボが邪魔してきます(笑)
で、この鉛をどこに貼るのが正解かという話なんですが、まず手始めにラケットのフレームのサイド部分に張ってみると良いでしょう。
冒頭で紹介したワウリンカ選手のTwitterの画像のように、ラケットの横に貼ると、ラケットの面がブレずに安定すると言われています。
多くのトッププロ選手がそこに鉛のテープを貼るのはそんな理由があるからなんですね。
ちなみにラケットの元グリップを剥がして、
この部分に重りをべったり貼り付けるというのもよく行われる方法です。
ただ、手元を重くするのは、ラケット全体の重量が上がるだけで、アマチュアにとってはあまりメリットを感じにくいところかもしれません。
手元が重くなって、ヘッドが相対的に軽くなると、パンチ力がなくなってしまったように感じますし、むつかしいところです。
いずれにしても、試すときは少しずつラケットに貼り付け、実験しながらするようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
ステイホームで、なかなか外でテニスができない、もどかしいこの時間にラケットのカスタマイズをして、次にテニスができる暇でワクワクしながら待つというのはどうでしょうか?
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