HEAD PRESTIGE TOUR ヘッド プレステージ ツアー レビュー
この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はラケットの話です。
HEAD PRESTIGE TOUR
ヘッド プレステージ ツアー
このラケットについて書いてみたいと思います。
このラケット、ヘッドのプレステージシリーズの中でも、ちょっと異質な存在なんですよね。
ヘッドのプレステージが三種の神器と言われた時代からプレステージを知っている者としては、ちょっとした違和感を感じてたんですが、
いろいろと調べていくうちに、やはり、プレステージのような昔からあるラケットも、現代テニスに合わせて変化していくものなんだなと感心させられました。
今回はそんなプレステージツアーについて書いてみたいと思います。
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HEAD PRESTIGE TOUR
ヘッド プレステージ ツアー
スペックの詳細
重量(ストリング張り無しの場合: | 305 g / 10.8 oz |
ストリングパターン: | 18/19 |
ヘッドサイズ: | 640 cm² / 99 in² |
グリップサイズ: | 1-5 |
バランス: | 320 mm / 1 in HL |
長さ: | 685 mm / 27.0 in |
ビーム: | 21,5mm |
ちょっと余談になりますが、2,30年前だと、同じプレステージツアーとう名前の、全然違うラケットがヘッドから発売されていました。
今回紹介するプレステージツアーはそんな過去の商品とは、全然違うラケットになっています。
やや大きめのヘッドと広範囲なスイートスポットが、最新のプレステージツアーの特徴です。
フェイスサイズは、ちょっと珍しい99平方インチというスペック。
他のメーカーにはあまりない数値ですよね。
プレステージと言えば、がっちりとしたフレームに、密なストリングパターンで、ボールの飛びが抑えられている代わりに、究極のコントロール性能を持つ一本。
そんな伝統のイメージがあるものなのですが、この最新のプレステージツアーは、そんなプレステージのイメージを覆す逸品かもしれません。
伝統のプレステージシリーズに、現代テニスに合わせた変容をもたらした一本です。
しなりのあるしなやかなフレームでありながら、ハードな競技レベルのラケットというプレステージシリーズの良さはそのままに、軽くて振り抜きのよい設計になっています。
305gという今どきな重量設計に、バランスは320mm
一般的な黄金スペックと言われる設計は300g、320mmという重量バランスなので、それよりはわずかに重いですが、
305gという重さは、かつてのプレステージシリーズに比べると、決して重いということはありません。
また、18×19というストリングパターンも珍しい設計ですね。
ストリングパターンに関しては、こちらの記事を参考にしてください。
かつてのプレステージよりもスピンのかかりやすいストリングパターンで、現代のスピードテニスに対応できる取り回しのしやすさと、強烈なスピンボールを生み出すスイングスピードの向上を可能にする新しいプレステージ。
それが、このプレステージツアーです。
HEAD PRESTIGE TOUR
ヘッド プレステージ ツアー
実際に使ってみると、やはり振り抜きの良さは抜群にいいです。
プレステージプロや、プレステージMPというラケットにはない、ちょっとした扱いのしやすさは、相手のボールスピードに素早く反応することが要求される現代テニスの中で、大きなアドバンテージになることでしょう。
また、ストリングパターン18×19としたおかげで、ボールの飛び自体もそこそこあります。
正直18×20のストリングパターンだと、ボールは飛ばないし、スピンもかかりづらいんですが、プレステージツアーにはそれが一切ないのです。
プレステージツアーはボールがそこそこ飛んでくれるんですが、フレーム厚がそこまで厚くないので、コントロール性能も抜群にいい。
まさにいいとこどりの優れたバランスのラケットです。
プレステージツアー
相当完成度は高いです。
伝統あるプレステージシリーズの名にふさわしい名器だと思います。
YONEX VCORE98
重さ、バランスの設計が近いラケットで比較にふさわしいのと感じたのはこのVCORE98
VCOREの場合はYONEX特有のしなり。
これが特徴ですね。
プレステージの方がやや硬く、ボールの飛びは抑えられた感じになるかなーと思います。
とにかくプレステージツアーは速いスイングスピードでボールを思い切りぶっ叩く感じのプレーがしたい方におすすめ。
YONEXのVCOREでさえ、「自分には飛びすぎる」と感じる方は、プレステージツアーはかなりおすすめできます。
テクニファイバー T-FIGHT305
今や飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中の若手と言えば、メドベージェフ。
彼が愛用するラケットがこれ。
18×19のストリングパターンは珍しいのですが、メドベージェフ選手のモデルとプレステージツアーはかなり似通ってますね。
やはりプレステージツアーの方がやや飛びが抑えられている、安定感のあるモデルかなという気がします。
バボラ ピュアストライク18×20
バボラだと、このピュアストライクがかなりプレステージツアーに近いです。
重さや、バランスなんかを考えるとそっくりですよね。
ピュアストライク18×20の場合は相当飛びが抑えられていますし、プレステージツアーに似ているのですが、スピンのかかりやすさは、プレステージツアーに軍配かなという感じです。
いかがでしたでしょうか。
HEAD PRESTIGE TOUR
ヘッド プレステージ ツアー
圧倒的攻撃力!
ぜひ一度試してみてください。
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