テニスラケットっていつ買い替えるものなの?
この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はラケットの話です。
テニスラケットっていつ買い替えるものなの?
というタイトルにしていますが、みなさんはラケットをどれくらいの頻度で替えていますか?
新しいモデルが出るたびにとっかえひっかえラケットを替えるというのは、節操がなくてあまり感心しませんが、実はテニスラケットにも、定期的な買い替えが必要です。
テニススクールのコーチや、テニスショップの兄貴は、1年経ったら買い替えろとか、2年経ったら買い替えろとか言いませんか?
それって、ただテニススクールやテニスラケット業界が儲かるようにそう言われているだけじゃないの?
ラケットって何年も、それこそ10年、20年使っても問題なく使えてるぞって思ってる方、いませんか?
実はそれ、大きな間違いです。
今回はそんな話をしたいと思います。
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ラケットは劣化します。
そしてその劣化はじわじわと進行するので、気づきにくいのです。
じゃあ、テニスラケットの劣化とは、どういう状況を言うのでしょうか?
テニスラケットというのは、通常カーボンでできています。
(安物のラケットはアルミニウムだったりするのですが、その点はこちらのリンクの記事を参考にしてください。)
カーボンラケットの場合、カーボンのほそーい繊維の集合体です。
このカーボン繊維が、ボールを打つ度に、少しずつ目に見えない範囲で切れていくわけです。
なので、最初は弾力があって、ボールを飛ばす力がちゃんとあるんですが、だんだん弾力がなくなり、ボールが飛ばなくなるのです。
これを「ラケットのコシが抜ける」などと表現したりします。
アマチュアにとっては微々たる差かもしれませんが、プロにとってはこれは大きな差になります。
例えば、ボールがバウンド後に1cm伸びるかどうかだけでも、プロにとっては大問題。
そのボールの一伸びがあったおかげで相手がミスヒットしてくれるかもしれないのです。
したがって、プロの選手は古いラケットを何年も使うということなど、通常はありえません。
「通常は」ありえないという表現にしたのは、プロの選手の中にはとんでもない「こだわり」を持つ変わった人もかなりの数いるので、中には、ずっと同じラケットを何年もゲン担ぎのような感じで使っているプレーヤーもいないとは言い切れません。
私が知っているプロの選手は、(彼の場合、現役を退いた後でしたが)半年に1回ラケットを替えるようにしていたそうです。
半年使ったラケットと、新品のラケットでは明らかにボールの飛びが違うと彼は言います。
アマチュアとは比べものにならない猛烈なパワーで、ボールを引っぱたくのですから、ラケットの劣化が早く進むのは当然のことですね。
現役のトッププロならなおさらでしょうね。
アマチュアはそこまでではないにしろ、さすがにラケットを3年くらい使っていると、ラケットは劣化してきます。
アマチュアの場合、ボールの飛び云々はプロほど影響がないかもしれませんが、やはり知らず知らずのうちに勝敗に影響を与えているかもしれません。
古いラケットは即買い替えるべきなのです。
また、アマチュアであってもラケットを買い替えるべき理由は、他にもあります。
ラケットが古くなると、カーボンの劣化で不快な振動が発生したりする可能性があります。
中にはラケットのフレームにヒビが入って完全に折れているのに気づかないでプレーしている方もいたりします。
そのようなラケットでプレーすると、手首や肘にダメージが蓄積するのは明らかです。
怪我せずに長くテニスを楽しみたいのであれば、ラケットはそこそこ新しいものを使っておくことが必要です。
じゃあ、いつ替えるのか?
今でしょ!
古いな(笑)
そりゃ、プロの選手のように半年くらいでポンポン替えれたらいいに決まってますが、プロの選手のように用具を提供してもらえるわけではないアマチュアが、25000円くらいするラケットをそうそう頻繁に買い替えるわけにもいきません。
また、プロの選手のように、感覚が研ぎ澄まされていれば、「そろそろラケットのコシが抜けてきたな」とかわかるかもしれませんが、アマチュアにそれはむつかしいですね。
そこでおすすめなのは、メーカーのモデルチェンジの周期に合わせて替えるというこです。
私の場合、長らくバボラのピュアドライブを使っているのですが、このモデルはモデルチェンジの周期がだいたい3年です。
ピュアドライブ2015、そしてげんさいはピュアドライブ2018と、代々ピュアドライブを使っている私は、次のモデルチェンジでピュアドライブ2021が出たら買い替えるかなと思ってます。
(2015→2018→ピュアドライブ2021はどうなる?)
メーカーによっては、もっと早いペースで後継機種が出るところもあるので、例えば2年おきにモデルチェンジがあるラケットなら、一個飛ばしで4年に1回くらい替えるくらいの感覚でいいかもしれませんね。
とにかく、自分の中で、これくらいのペースでラケットを新調するという習慣がないと、人はダラダラと同じものを使い続けてしまいます。
みなさんも、何かラケットの買い替えに自分ルールがあるといいですよ。
いかがでしたでしょうか。
ラケットには買い替えが定期的に必要です。
なぜなら、ラケットも「消耗品」だからです。
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