テニスラケットのグロメット交換の方法(グロメット交換のやり方を画像付きで解説)
この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はラケットのメンテナンスについての話です。
ラケットのグロメット交換のやり方について詳しく解説してみたいと思います。
「そもそもグロメットって何?」
とか、
「グロメット交換なんてできるの?」
とか、
「それって食べれるの?」
っていう初心者の方でもわかりやすく解説していきますので、ご安心ください。
おすすめはウスターソースです。
まず、初心者の方のために、
「ラケットのグロメットとは何か?」
というお話ですが、ラケットにはこのようなプラスチックのパーツが付いています。
下の写真を見てください。
ラケットの上の端にある黒いバンパー部分と、ラケットのサイドにデコボコした黒いパーツがあるのがわかるかと思います。
これがグロメットです。
(この記事の画像は全てラケットハウスキングさん提供)
こちらから見るとトップ部分がよく見えますね。
ラケットの端の部分、特にトップの部分は、プレーの最中に、地面とこすれたりするので、消耗していきます。
ずっと長くラケットを使っていれば、この部分は擦れてちびてきたり、剥がれたりするものなのです。
ローボレーや、ハーフボレー、温泉の発掘をしているとグロメットはどんどん消耗します。
インドアカーペットのテニススクールなどでしかプレーしない方は、そんなに消耗しませんが、
ハードコートや、クレーコートなどでラケットを酷使しているプレーヤーにとっては、
このグロメットがダメージを受けているのが通常です。
なので、定期的に交換が必要になるものなのです。
で、ラケット本体は、カーボンでできているのですが、このグロメット部分は、プラスチックでできています。
こんな感じのパッケージに入っています。
当たりが出たらもう一本もらえます(ウソ)
中を開けてみるとこんな感じ。
ラケットのトップ部分やサイド部分に付けるパーツが分かれて入っています。
で、ここで注意が必要なのは、このグロメットというパーツは、
「ラケット一本一本、異なる形状である」
ということです。
例えば、よく似ている形だからと言っても、
バボラのピュアアエロのグロメットをピュアドライブのフレームに装着することはできません。
それは隣のおじさんのカツラを、さらに隣のおじさんにかぶせることができないのと同じことなのです。
同じか!?
ともかく、グロメットを買うときには、ラケットの品名・品番などをしっかりと確認した上で注文するようにしましょう。
「おう、おやじぃ!いつものくれい!」
みたいな雑な注文はしない方がいいです。
ま、中にはこのグロメットのように、古いモデルとの互換性があるようなものも稀に存在するんですけどね。
ピュアストライクのグロメットの互換性についてはこちらの記事をご覧ください。
で、先ほどの商品のリンクから価格を見ていただけるとお分かりのように、大体どのラケットのグロメットも2000円前後です。
これくらいの価格でラケットをメンテナンスできるのであれば、ガット張りよりも安いわけですし、
迷わずやるべきだと思うんですけど、みんなちゃんとグロメット変えたりしてないんですよね。
ちゃんとメンテナンスすれば、差が付く部分なので、これを読んでくれているみなさんは、迷わずやってくださいね。
以前紹介したピュアストライク100のグロメット交換の記事でも紹介したのですが、
ピュアストライク100を例にとってやってみましょう。
まず、ラケットのストリングは全部切って外します。
どの部分から替えたっていいのですが、まずはこのフェイス下の部分から。
ここは、わりと初心者でも簡単に外せます。
特別な器具などなくても、スポッと抜けると思います。
外すとフレームってこんな風になっているんですね。
ここに新たなグロメットを差し込みます。
わかりやすいように、先ほどとは違う色のグロメットを入れています。
指でグッと押し込めばそのまま入ります。
ここまでは超簡単。
問題はここから。
この先は結構大変で力のいる作業があります。
まずは、古いグロメットのサイド部分を外さないといけないんですが、
古いグロメットは、こんな風にストリングを張った影響で大きく広がっていたり、
もともと新品のラケットでも、グロメットが抜けてしまわないように、
グロメットの口が漏斗のように広がっていて、「返し」が付いている状態になっているのが通常です。
なので、この場合は、グロメットの先端のラケットフレームから顔を出している部分をニッパーで切ります。
ハサミではちょっと切りにくいと思うので、これくらいの工具は必要です。
おじさん世代はミニ四駆でお世話になった「タミヤ模型」の名前にノスタルジーを感じます。
うまくニッパーでグロメットの先が切れたらこんな風に引き抜くことができます。
で、最後の難関は、トップのグロメット。
これはもうね、、、(笑)
気合いだよ気合(笑)
普通にグロメットを付けようとすると、プラスチックのパーツが硬いので、
グロメットが反り返って、
なかなか装着できず、イライラすることと思います。
筆者も、なかなかハマらないトップのグロメットに業を煮やして、
ラケットとグロメットに八つ当たりしたこと数知れず(笑)
ま、よくある手段としては、グロメットをお湯に付けて少しプラスチックが柔らかくなってから付けるというのも手だそうです。
温めるのはお湯にしましょうね。
ストーブの上なんかに乗せると、黒いスルメが出来上がります。
ま、そこまでしなくても、グロメットを一つ一つ丁寧に穴に差し込みながら交換すればなんとかなるもんです。
この辺はとにかくやって経験を積むしかないところ。
キレイにハマるとこんな風に気持ちよく、エレガントな姿にラケットが甦ります。
このグロメットはピュアストライク100の最新版に旧モデルのグロメットを装着したものです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
いかがでしたでしょうか。
みなさんはガット張りには神経を使っていると思うのですが、
ガットを張る土台となるグロメットがボロボロではどうしようもありません。
グロメットも必ず交換しておきましょうね。
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