BABOLAT RPM POWER (バボラ アールピーエム パワー) レビュー
この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、テニスの練習法、
最新のテニスグッズなどを紹介していきます。
今回はストリング(ガット)の話です。
バボラの最新ストリング、RPMパワーについて書いてみたいと思います。
今回の バボラ RPMパワーは、発売前からバボラの契約プロ選手たちが使用を始めていて、その性能を絶賛していたんですね。
神戸チャレンジャーの2日前からガットを新しいガットに変えました!
まだ発売されていないガットですが今年1年全然勝てなかった僕を救ってくれたスーパーガットです!ずっと踏ん張り続けて努力し続けて最後のきっかけをこのガットが作ってくれたと思います!発売が待ち遠しい!#RPMPower
撮影安藤晃 pic.twitter.com/HCxx9Me0aq— 綿貫陽介 Yosuke Watanuki (@W412Yosuke) November 11, 2019
バボラ RPMパワーってどんな打感なの?どんな性能なの?と気になっている方はいっぱいいらっしゃるかと思います。
私もこれはぜひとも打ってみたいと思い、さっそく自分のラケットに張ってレビューしてみることにしました。
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バボラ RPMパワー
商品名 RPM POWER
品番 BA241139
カラー エレクトリックブラウン
素材 ポリエステル+特殊コーティング
長さ 12m
ゲージ 細ゲージ 1.25、中ゲージ 1.30
テクノロジー 高密度ポリエステル
素材に「特殊コーティング」ってありますね。
この「特殊コーティング」こそが今回のRPMパワーの「キモ」とも言っていい部分なんです。
これにより、今までになかった、「クリスピー」な打感が実現したとのこと。
いや、それって、どんな感じなの?
気になりますね。
実際に打って早く試してみたいという方は、こちらからどうぞ。
また、今回のストリングのカラーリングも、今までにない、オンリーワンなカラーですね。
エレクトリックブラウンとありますが、実際に手に取ってみると、銅メダルのようなカラーです。
最近のストリングは、ど派手な蛍光色がトレンドではあるのですが、、、
たとえば、ソリンコのハイパーGとか、目立つカラーが多いんですね。
そんな中で、このエレクトリックブラウン(銅色)は、落ち着いていて、どんなカラーのラケットにも似合うと思います。
「このカラーが苦手であまり好きじゃない」
という人はあまり出ないカラーリングではないでしょうか。
次に、私が実際に打ってみたレビューを書いてみたいと思います。
BABOLAT RPM POWER
今回私はバボラのピュアドライブに、RPMパワー125を53ポンドで張ってテストしてみました。
そこで感じた率直な印象です。
やはり、もうこれは、ストリングを張っている段階から、全然今までのバボラのストリングとは出来が違うなという印象だったんですよ。
ポリエステルの最高峰であり、ポリエステルのリーディングカンパニーと言えば、今でも間違いなくルキシロンです。
かつてはポリエステルのストリングと言えば、ルキシロン一択でした。他のメーカーもポリエステルのストリングを作っていたのですが、ルキシロンのようなやわらかくて弾力のある独特のストリングは結局どこも作れなかったのです。ところが、現在はポリエステルストリングの市場は戦国時代。ルキシロン以外のメーカーも、ルキシロンに追いつけ追い越せとばかりにしのぎを削って、素晴らしいストリングを作るようになってきたのです。
そんなこんなで、ポリエステルストリングは今現在、ルキシロンの独占状態というわけではありません。
しかし、そこは業界をリードしてきたメーカーの意地もあって、ルキシロンのストリングって、やっぱりストリングを張っていても、独特の弾力があって、他のメーカーとは違うよなーという印象だったのです。
ところが!!!!
です。
バボラのRPMパワーを、ピュアドライブに張ろうと、ストリングを手に取ったとたんに、衝撃が走りましたね。
この弾力、この感触、これは、ルキシロンの感覚に限りなく近づいてきている、、、
そう思いました。
バボラのストリングの中ではRPMブラストとか、ブラストラフとか、素晴らしいストリングもあるのですが、やはり、ルキシロンと比べると、若干硬い感じはするよなと思ってました。
両者とも素晴らしいストリングなんで、こちらのレビューも参考にしてください。
今までのストリングとは全く違った柔らかさのストリング。
それがバボラのRPMパワーです。
で、実際に打ってみると、ボールを打つときに、自分の手元で、ボールがクシャっと潰れてくれるような感覚があるのです。
やわらかいんだけと、それでいて、「クリスピーな打感」というフレーズそのままに、サクサクとボールが飛んでいく。
これって、今までよりもボールが楽に飛ばせるんじゃない?という感覚でした。
そして、極めつけはその「コントロール性能」
これ、めっちゃコントロールしやすいじゃん!!!
というのが率直な感想です。
今までいろんなストリングを試打してきましたが、今回のRPMパワーは驚きましたね。
バボラのピュアドライブにRPMパワー125ゲージだと、ちょっとボールが飛びすぎて暴れるかなーと心配していたんですが、全然そんなことないです。
実は今まで私はRPMブラストこそが最高のバボラストリングだと思っていたのですが、直ちに乗り換えてもいいと思えるほどの仕上がりでした。
RPMブラストの感覚に長年慣れてきたので、変えるのはちょっと勇気が要るんですけどね。
と思っていたら、なんとあの日本のスーパースター杉田祐一選手までもが、このRPMパワーにスイッチしていました。
皆様明けましておめでとうございます。2020年もどうぞよろしくお願いします。
昨年同様ニューカレドニアからのスタートとなります。新しい日本カラーのラケット共に最高の年にします。
全てを出し切ります。皆様も素晴らしい一年にしていきましょう!! pic.twitter.com/P7nNYA9hGg— 杉田祐一 / Yuichi SUGITA (@sugitayuichi88) January 7, 2020
杉田祐一選手、ラケットもニューカラーですが、ストリングも完全にRPMパワーじゃないですか!!!
杉田祐一選手と言えば、以前にも彼が使用するラケットについて書いたのですが、
使用していたストリングは、ずーーーーーーーっと、バボラのプロハリケーンツアーだったんですね。
で、なぜこんな一昔前のストリングを使っているのかと思っていたんですが、おそらく、杉田祐一選手のレベルになると、長年使っていたストリングをそうそう変えたりしないんだろうという結論に落ち着いていました。
そりゃそうです。長年使ってきて、しかもそれによって、素晴らしい成績を残してきた愛着のある道具。それをそんなに簡単に変えたりしないわけです。
RPMブラストが出ても、RPMブラストラフが出ても、かたくなにプロハリケーンツアーを使い続けていた杉田祐一選手。
RPMパワーが出たところで、己の信じるプロハリケーンツアーを使い続け、、、
って変えんのかーーーい!!!(笑)
このRPMパワーがどんなに優れているか、今の杉田祐一選手の事例が証明しているかと思います。
耐久性:65点
パワー:90点
コントロール:85点
打感:80点
快適さ:70点
スピン性能:70点
テンション維持性能:65点
コストパフォーマンス:80点
総合評価:76点
結論!
今すぐ買い!ですね。
いかがでしたでしょうか。
さすがストリングメーカーの老舗が出す最新作と言ってもいい最高の仕上がりの一本。
久しぶりに大物の予感ですね。
ロールはこちらです。
よくよく吟味あるべきものなり。
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