実はプロも意外と迷ってる?振動止めのお話
この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回は振動止めの話です。
みなさんは、振動止めを使っていますか?
こんなにちっちゃいのに、打球時に生じるラケットの不快な振動を抑えてくれる頼もしいやつです。
プロの選手を見ていると、実際に統計を取ったわけではありませんが、振動止めを使っている選手と、使っていない選手というのは、大体半々くらいじゃないかなぁと思っています。
どちらが優れているということは決してなく、単純にそれぞれの好みの問題だと思います。
なので、みなさんは、迷わず自分の感覚を信じればいいのです。
ちなみに私はいつも振動止めを使っていて、それに慣れてしまったので、ときどき外してプレーしてみようかななんて思うのですが、なかなか変えることができません。
いやー、やっぱり慣れって怖いですね。
で、最近あるトップ選手を見ていたんですが、昔振動止めを付けていたのに、
あれ?外してプレーしてる?
と思った選手がいたので、今回の記事を書いてみました。
そのある選手というのは、アレクサンダー・ズべレフ選手。
ズべレフ選手と言えば、将来のチャンピオンと期待される若手選手ですね。
そんなズべレフ選手の最近の画像を見ていて、振動止めを付けているときとそうでないときがあったので、ちょっと気になったのです。
アレクサンダー・ズべレフ選手が通常使用している振動止めはこちらです。
いつも振動止めを使用していたズべレフ選手のラケットに振動止めがないときがありました。
打ってる最中にどこかに飛んで行った?
そんなわけないでしょ。
振動止めがどこかに飛んでいくという光景は、テニススクールや、テニスサークルなんかでもわりとビギナーたちによく見られるものなんですが、それは、ボールがラケットの根本付近に当たってしまうことで起こります。
プロの選手は、そんなところでボールを打ったりすることはまずありませんから、試合中に振動止めが飛んで行って、どこだどこだと探すようなことはまずあり得ません。
みなさんのようなどうしようもない人たちとは違うんです(笑)
実はプロの選手でも、道具に関しては、いろいろと試行錯誤しながら模索します。
シーズンオフの間に、自分がこれだと信じるセッティングが見つかればいいのですが、シーズン中もあれこれと変えたりしながら試す選手も結構います。
プロの選手と言えば、ラファエル・ナダル選手のように、ずーーっと同じようなセッティングのラケットを使い続けているような選手もいるのですが、必ずしもそうではないということです。
振動止めに関してもそうです。
錦織圭選手のように、ずっと振動止め付けてる選手もいれば、例えば杉田祐一選手のように、過去には振動止めを使っていなかったのが、ある時を境に付け始めたり。
ちなみに錦織圭選手と言えばこの振動止めですね。
キモニーのクエークバスター
錦織圭選手が使っているくらいですから、もちろんめちゃくちゃいい振動止めなんですが。
ラケットから外れて吹っ飛んで行く振動止めの代表格みたいなヤツですね(笑)
さて、アレクサンダー・ズべレフ選手の話に戻ります。
ズべレフ選手も最近の試合ではまた振動止めを使っているようなんですよ。
全米決勝の映像を見る限り、また振動止めを使うようになったようですね。
ズべレフ選手と言えば、ラケットを頻繁に破壊したりとメンタル面で不安定だということがたびたび指摘されていますが、道具がちょこちょこ変わっているときは、やはり心の中にどこか迷いみたいなものがあるのかもしれません。
その迷いが晴れたときは、一気にチャンピオンへと向かって加速するかもしれませんね。
ジル・シモン選手も、最近振動止めをつけ始めましたね。
年齢的にもベテランの域になり、いろいろ変化を感じているのかもしれません。
ジル・シモン選手については、こちらの記事でいろいろと書きましたので、ぜひこちらを参考してください。
管理人はジル・シモン選手のしつこい粘りのテニスが大好きです。
わりとプロの選手って道具をずっと変えないと思われがちですが、微妙な調整をしているようです。
トレーニングによってフィジカルや技術が変われば、道具もまたそれに合わせて変えたりしますし、逆にケガなどで状態が思わしくないときも道具を変えたりします。
錦織圭選手がケガから復帰するときに30ポンド台でストリングを張っていたというのも有名な話ですね。
いかがでしたでしょうか。
振動止めがあるかないかというのは、わずかな差に思えるかもしれませんが、打球時の感覚やボールの飛び具合まで変わってしまうため、実はかなり大きな問題なのです。
みなさんもいろいろと試行錯誤してベストの振動止めを見つけてもらえばと思っています。
まあ、このキモニーのクエークバスターは、一度試してみるべきでしょう。
これを試してみるのはもはや必須と言ってもいいでしょう。
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