ガットの太さ(ゲージ)による違いとは?
この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、テニスの練習法、
最新のテニスグッズなどを紹介していきます。
今回はストリング(ガット)の話です。
みなさんの使っているガットの太さは、
何ミリですか?
初心者の方だと、
自分のラケットに張ってあるガットの太さなんて
考えたこともない
という方も多いかもしれません。
実はこのガットの太さというのは、
ボールを打ったときの、
ボールの飛びや、
打球感の良し悪しを
大きく左右する重大な要素なのです。
今回はガットの基礎知識として、
太さ(ゲージ)に関する話
をしていきます。
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さて、まずはこの動画
を見ていただきましょう。
この講座ではおなじみの、
ラケットハウスキング
桒田さんです。
ゲージでここまで違う!
ガットの太さによる効果を一挙紹介!
太さの違いによる効果というのは、
大まかに言ったらこんな感じのことです。
太い方が耐久性があるけど、
細い方が感触はいい。
どっちも一長一短なので、
自分にあったガットを見つけていきましょう。
ということなんですが、
それだけで今回の話が終わってしまうと、
あまりに淡白なので、
ここから、
もう少し話を広げてみましょう。
たとえばわかりやすい例で言うと、
こちらの商品。
バボラ RPMブラスト
【12Mカット品】バボラ RPMブラスト(120/125/130/135)硬式テニス ポリエステル ガット (Babolat RPM Blast)241091/241101 価格:1,180円 |
この商品には、120、125、130、135と、
いう種類のゲージがあります。
バボラのRPMブラストは多くの選手が使用する
名ストリングですが、
こんなにゲージの種類があると、
どの太さを選べば正解なのか、
初めての方だとわからないですよね。
同じ商品であっても、
ゲージが違えば、
全く別の商品と言っていいくらい
打った感触は変わります。
ですから、まず最初は、
どれがスタンダードかを知っておきましょう。
誤解をおそれず、
ハッキリ言いますね。
迷ったら、
125
をひとまず買っておきましょう。
それが標準/スタンダードです。
125が一番の売れ筋だと思います。
まず125を買ってみて、
それだとすぐに切れてしまうというのであれば、
130を検討すればよいですし、
逆に、125だと全然切れないというのであれば、
120とかでもいいでしょう。
耐久性を気にしないのであれば、
細ければ細いほど、
シャープでキレがあり、
打球感が気持ちいというのが一般的です。
たった0.05ミリのゲージの違いなんて、
アマチュアにわかるの?
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
人間の手のひらの感覚というのは、
本当に繊細にできています。
アマチュアどころか、
初心者だって、打てばその違いはわかりますよ。
それぐらいガットのゲージって重要なんです。
にもかかわらず、
あまりにもガットのゲージに無頓着な方が多い!
そう思ってこの記事を書いた次第です。
先に紹介したバボラのRPMブラストの場合も、
われわれ標準的な一般プレーヤーは、
まずこの125ゲージを試しに買ってみるのが正解。
【12Mカット品】バボラ RPMブラスト(120/125/130/135)硬式テニス ポリエステル ガット (Babolat RPM Blast)241091/241101 価格:1,180円 |
ちなみに、男子のトッププロである
ラファエル・ナダル選手は、
135ゲージという極太ゲージです。
ナダル選手のあの激烈なスピンボールは、
135ゲージの耐久性がなくては、
とてもじゃないですが持たないのでしょうね。
細い方が感触がいいのですから、
ナダル選手もより細いゲージを使わないの?
と思われる方もいるかもしれません。
たしかにその通りです。
彼らのレベルになれば、
ガットなんていくらでもタダで供給してもらえますから、
いくら切れても関係ないのでは?
と思われるかもしれません。
おそらく、ナダル選手の場合、
ジュニアの頃の、
まだスポンサーがついていなかった頃から、
コスト面を考えて135を使っていて、
それに慣れたために、
今でもストリングの太さを変えないだけ
ではないかと推測されます。
一応、
各メーカーとも、ゲージは、
1.25とか、1.30とかいったキリのいいゲージが
通常ですが、
こちらのメーカーなんかは、
ちょっと変わったゲージ設定です。
シグナムプロ
ポリプラズマ
価格:6,150円 |
1.18
1.23
1.28
1.33
他にはこんなガットも。
テクニファイバー
ブラックコード
価格:8,500円 |
こちらは、1.24ゲージに、
1.28ゲージに、、、
ちょっと変わってますね。
先ほど、ゲージの太さの違いについて、
わずか0.05ミリの違いであっても、
必ず人間の手に違いが感じ取れる
とお話ししました。
しかし、0.01ミリの違いまでは、
ちょっと感じ取るのはむつかしいかもしれません。
実は昔こんな商品がありました。
キルシュバウム
スーパースマッシュ 1.325ミリ
【1000円均一】【廃番】Kirschbaum(キルシュバウム)SUPER SMASH SPIKY(スーパー スマッシュ スパイキー)ハニーゴールドゲージ1.325mm100303【定番】●● 価格:1,100円 |
このキルシュバウムというメーカーは、
ゲージを0.025ミリ刻みで出してきてたんですね。
うーん、、、たぶんわからん(笑)
だから廃盤なんでしょうけど(笑)
ストリングのパッケージを見ると、
こんな表記があります。
16ゲージ
17ゲージ
など。
これね、ややこしいんですけど、
これも太さを表しています。
16ゲージ・・・1.30ミリ
17ゲージ・・・1.25ミリ
これ誤記ではありません。
数字が大きい17ゲージの方が細いのです。
ややこしいですね。
いかがでしたでしょうか。
みなさんもぜひ、
自分に合った打感と耐久性の
バランスが取れた太さのガット
を探してみてくださいね。
よくよく吟味あるべきものなり。
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