HEAD PRESTIGE MID ヘッド プレステージ ミッド レビュー
この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はラケットの話です。
最近、プレステージMPをはじめとしたヘッドのプレステージシリーズについてレビューをあれこれ書いてました。
でも、プレステージと言えば、やっぱりプレステージ ミッドです。
プレステージと一言で言った場合は、通常このラケットを指すもんだと思ってます。
※個人の感想です。
というのも、昔、プレステージ クラシックというラケットがありまして、、、
ちょっと古いね(笑)
どんなラケットかというのは、こちらの記事を参照してください。
伝統あるプレステージシリーズのDNAを最も色濃く受け継ぐモデルは、何と言ってもプレステージ ミッドだろうと思うのです。
今回はそんなプレステージ ミッドについて書いてみたいと思います。
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HEAD PRESTIGE MID
ヘッド プレステージ ミッド
写真をちょっと拡大して見てもらえたらわかると思いますが、見た目に明らかにラケット面が小さいですよね。
詳しいスペックを見てみましょう。
重量(ストリング張り無しの場合: | 320 g / 11.3 oz |
ストリングパターン: | 16/19 |
ヘッドサイズ: | 600 cm² / 93 in² |
グリップサイズ: | 0-5 |
バランス: | 310 mm / 1.3 in HL |
長さ: | 685 mm / 27.0 in |
ビーム: | 20mm |
伝統あるプレステージシリーズの最高峰ツアーモデルに、最新のテクノロジーを搭載した一本です。
クラシックな、昔ながらの打感のままに、現代テニスのスピードに対応できるような設計をプラスしたモデルです。
先ほど、面の大きさが小さく見えるというお話をしましたが、小さく見えるのではなく、
実際に小さいのです。
93平方インチ。
これって、最近の98~100平方インチくらいが主流のテニスラケットに慣れた方には、すごい違和感があるかもしれません。
ですが、昔からのテニスファンにとっては、これこそが、「プレステージ」なわけですね。
ところがどっこい!
このプレステージ ミッド
明らかに今風なアレンジがされている部分があるのです。
それがこのストリングパターン。
かつては、18×20のストリングパターンだったのが、
このプレステージ ミッドは、
16×19になっています。
ストリングパターンの違いについてはこちらの記事の解説をご覧ください。
93平方インチに、18×20のストリングパターンなんてなると、
どこぞの知事に、
「密です。」
と言われかねません。
16×19のストリングパターンは、今どきのテニスに合わせて、快適にスピンがかかるよう、最適化された設計なのだと思います。
HEAD PRESTIGE MID
ヘッド プレステージ ミッド
HEAD PRESTIGE MID
ヘッド プレステージ ミッド
実際に打ってみたレビューです。
ラケットのフェイスサイズが小さいと、振り抜きは抜群にいいです。
サーブはめちゃくちゃ気持ちいいです。
ラケットヘッドがコンパクトなので、ラケット自体の総重量が重たいにもかかわらず(ラケット本体の重さだけで320g)、ピュンピュンとまるで小枝のように振り回せるのです。
ストロークだと93平方インチいうフェイスサイズは最初戸惑うかもしれません。
100平方インチのラケットでガシャってるようなヤツは、さらにガシャる(笑)
当たり前だね(笑)
ただ、16×19は相当扱いやすいですよ。
昔ながらのプレステージクラシックが好きだった方は、
「これじゃない!!」
と怒るかもしれませんけどね。
でも、今の時代ははこれこそが、最高のスペックなのだろうと思います。
コントロールと、スピン性能のバランス、その上スイングスピードが出るコンパクトなラケットヘッド。
ありとあらゆる点を現代のスピードテニスに合わせて最適化して進化した最強のプレステージ。
それが、
HEAD PRESTIGE MID
ヘッド プレステージ ミッド
マリン・チリッチ選手が、このヘッドのプレステージ ミッドを使用している、、、
ような外観をしてるんですけど(笑)
チリッチ選手のラケットは、実はラジカルプロなどの、ラジカルシリーズがベースではないかとも言われています。
実際の詳しいスペックまでは現在調査中です。
ヘッドのプレステージを使用していたトッププロは、チリッチ選手の師であるゴラン・イヴァニセビッチ選手とか、、、
ちょっと昔の選手が思い浮かんでしまいますが、
あのイヴァニセビッチ選手のサーブを見ると、
このプレステージ ミッドの持つサーブでのアドバンテージは非常に魅力的に映るかと思います。
93平方インチのラケットなんて、最近はあまり見ませんね。
同じく三種の神器である
ウィルソン プロスタッフが、95平方インチ
ロジャー・フェデラー選手モデルですね。
比較するのはこのラケットかなぁと思いましたが、ストローク、ボレー、などオールラウンドな扱いやすさは、プロスタッフのが上ですね。バランスがとれていると思います。
16×19の少し優しいストリングパターンになったとはいえ、まだまだやはりプレステージの方が、扱いがむつかしいツアーモデルという印象です。
ですが、サーブの圧倒的なスピード感とか、その卓越したコントロールなどは、プレステージに勝るラケットはないかと思います。
いかがでしたでしょうか。
HEAD PRESTIGE MID
ヘッド プレステージ ミッド
最強にシビアでしびれるラケットです。
我こそはというプレーヤーは、ぜひ手にしてみてください。
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