バボラ ピュアドライブ2021/ピュアアエロ2019 比較レビュー まとめ

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はじめに

 

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今回はラケットの話です。

 

最新版のピュアドライブ2021について書いてみたいと思います。

とりわけ今回は、ピュアアエロ2019との比較の部分をメインに書きます。

バボラの超人気ラケットであるピュアドライブとピュアアエロ。

どちらも素晴らしい仕上がりのラケットであるため、

どちらを使ったらいいか迷われている方も多いかもしれません。

 

今回の記事ではそんな方のために、

各ショットを実際に打ってみたレビューについて書いてみます。

これからピュアドライブ、あるいはピュアアエロを購入したいという方に、

何か参考になることがあればと思っています。

 

まずは最新作であるピュアドライブ2021が、

旧作であるピュアドライブ2018からどう進化したかを紹介します。

 

ピュアドライブ2018との比較

 

ピュアドライブ2018との比較

ピュアドライブ2021と2018の比較については以前にも書いていますが、

改めて使い込んでみて感じたレビューをしてみたいと思います。

 

まずはそれぞれのラケットの過去の記事もご覧ください。

最新版!バボラ ピュアドライブ2021 レビュー 感想 まとめ 

ピュアドライブ2018のレビュー

 

2018も柔らかい打球感だったのですが、

2021になってさらにその傾向は加速しました。

 

2021はとにかく柔らかい

ラケットの剛性自体は硬いはずなんですが、

これほどまでに感触が柔らかいのはさすがのピュアドライブ。

 

手首や肘に故障を抱えるベテランのプレーヤーの方から、

興味深い話が聞けたので紹介します。

 

その方によると、2018年モデルまでは、柔らかい打球感ではあったけども、

サポーターは手放せなかった。

しかし、2021モデルになってからは、

サポーターが全く必要ではなくなったということでした。

 

これはもちろんこの方の個人の感想に過ぎないのですが、

柔らかい打球感がさらに進化して、

体への負担は2021モデルの方がより少なくなっているのではないか

と考えられる一事例として紹介しておきますね。

 

ま、サポーターはケガした方であれば、

予防のために付けておいてもいいがしれませんね。

 

サポーターのおすすめはこちら。

テニス用サポーターのおすすめナンバーワンはこれ!(手首 テニス肘 足首の捻挫など)

サポーターは何と言ってもザムストですね。

レベルが違います。

安物のサポーターなんて意味がありません。

ちゃんとしたサポーターを使いましょう。

 

さて、いよいよピュアアエロ2019との比較についてです。

 

ピュアアエロ2019との比較

 

ピュアアエロ2019との比較

最新版のピュアドライブ2021の打感はとにかく柔らかいです。

 

ボールを打った感触がダイレクトに手に伝わるのがピュアアエロ。

スイートスポットが広く、

多少のオフセンター(芯を外して打ってしまうこと)があっても、

かなり広く救済してくれるのがピュアドライブです。

 

これに対して、ピュアアエロはボールを打ったときに、

ある程度手に衝撃(たしかな手ごたえ)が残ります。

上級者と言われるようなプレーヤーは、これを非常に大事にします。

 

振動止めなんかを使っているプレーヤーであっても、

振動が「全くない」というのは、

打球情報がないので困るわけです。

 

そんな話は振動止めの記事でしたこともあったかと思います。

プロテニス選手の使う振動止め

そんなわけで、上級者はあんまりこういう大きな振動止めは使いませんね。

 

マイルドな打感のピュアドライブ、ガツンとくるピュアアエロ。

 

ピュアアエロ、とくに2019年モデルはかつてのアエロプロドライブのように、

やや競技志向の強いモデルだと思います。

かつてのアエロプロドライブ。

硬いけど、トッププレーヤーからの支持は抜群でした。

その流れを引き継いだピュアアエロ2019

打球感はピュアドライブよりもピュアアエロの方が断然硬い。

このあとの各ショットに関するレビューはそれを前提にお話していきます。

 

ピュアドライブ2021 各ショットのレビュー

 

・サーブ

すごい球が飛ぶけど、手応えがない。

世界最速サーブと言えばピュアドライブなんですけども、

事実 テニスの世界最速サーブはピュアドライブから生まれている

なぜこのラケットからスピードサーブが打てるかと言うと、

自分でも驚くほどのパワーのアシストがあるからだと思います。

また強打したときの「しなり」がないため、

ボールが狙ったところに真っ直ぐ行く印象。

ビッグサーバーを目指すなら間違いなくピュアドライブは有利です。

これに対して、ピュアアエロは、

ボールの飛び出すスピードとしてはピュアドライブに若干劣るものの、

ボールを打ったときの手ごたえがあり、

よく飛ぶラケットでありながら、

際どいコースを狙って打ちやすいです。

どちらを取るかは、みなさんが考える理想のサーブ次第ではないですかね。

とにかく速いボールが打てるという点で、

ピュアドライブ2021ほど魅力的なラケットはないと思います。

 

・ストローク

サーブ同様、悪く言ってしまうと手応えがないということですが、

手にくる嫌な振動がないとうのはすごいメリットなのです。

ストロークではオフセンターの衝撃を如何に緩和するかということが大事です。

振動止めを使うのもオフセンターの衝撃の緩和のためですよね。

 

twitterで知ったアンドレ・アガシの名言。

アンドレ・アガシ選手がオーバーサイズのラケットに、

輪ゴムの振動止めを使っていたのは有名な話ですが、

そのチョイスもなるほどと思わせる名言ですね。

 

さて、ラケットの話に戻ると、ピュアドライブは最高の衝撃吸収性能。

このラケットにしてから痛みがやわらいだというプレーヤーも多数です。

(記事の冒頭でその話をしましたね。)

肘や手首に痛みを抱えているプレーヤーは一度この最新版ピュアドライブを試してみる価値アリです。

スピンのかかり具合もすごいです。

スピンと言うとピュアアエロの専売特許みたいに思われている方も多いかもしれませんが、

全然そんなことはありません。

ピュアドライブはピュアアエロと変わらないくらい、

いや、むしろ体感ではピュアアエロ以上に回転がかかるラケットです。

回転のかかりがいいのにボールが失速しない。

それがピュアドライブの魅力でしょうね。

また、これから長くテニスを続けていくということを前提にされている方、

例えば、ジュニアで競技をこれから真剣に続けていくという方や、

ある程度ベテランの方であっても、生涯スポーツとして、

ずっとずっとテニスを続けていくというのであれば、

日々の打球によるダメージの蓄積はバカになりません。

例えばテニススクールで80分だか90分打っただけでも、

ボールを打つ回数は500球前後に上るわけです。

テニスコートをとってマンツーマンで練習している方や、

日々何時間も部活で練習しているプレーヤーだと、

打球の回数はそんなものではありません。

それがずっと続くと考えると、

「ケガをしにくい、衝撃の少ないラケットを選ぶ」

ということはとても大事になってきます。

ピュアドライブ2021は、

ケガをしたくないプレーヤーにとって最高のラケットではないでしょうか。

 

・ボレーおよびスマッシュ

オフセンターの場合の救済範囲はめちゃくちゃ広いです。

「どこに当たっても返せるんじゃないか」

と錯覚してしまうほどのスイートスポットの広さです。

逆に初心者なんかは、このスイートスポットの広さに甘えて、

ラケットの真ん中で打つ意識が希薄にならないように注意が必要かもしれませんね。

反対にピュアアエロの方はボレーをしたときに、

「カーン!」と跳ね返すような感覚なんですが、

ラケットの面のブレが少なく、抜群のコントロールでボールが返せます。

ダブルスプレーヤーでピュアアエロやピュアドライブの使用者がめちゃくちゃ多いのもうなずけます。

ダブルス好きなら知らない人はいないくらいのスーパープレーヤー、

ブライアン兄弟もピュアドライブを使ってましたね。

そんなわけで、ボレー・スマッシュを考えたときに、

ピュアドライブと言うのは、

文句なしに最高のチョイスと言えると思います。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

以上、結局ピュアドライブ2021を取るか、

ピュアアエロ2019を取るかは、

みなさんがどんなテニスをしたいか、

どんな打球感のラケットが好みかと言うことに過ぎないのですが、

総じて言うと、

○「パワーのピュアドライブ、コントロールのピュアアエロ」

という感じかなと思っています。

×「パワーのピュアドライブ、スピンのピュアアエロ」

と言う感覚ではないです。

私個人的には。

 

だって、どっちのラケットもスピン、相当かかりますからね。

パワーと柔らかさにスピンを求めるのであれば、

ピュアドライブは間違いない一本ですね。

 

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