ピュアストライク 全機種レビュー

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はじめに

 

今回はラケットの話です。

 

管理人の使用するラケットは、BABOLATバボラのPURE DRIVE ピュアドライブ2018です。

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言わずと知れた定番ラケットですね。

 

今回は同じバボラさんが出しているPURE STRIKE ピュアストライクシリーズを徹底比較します。


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ピュアストライク 16×19

 

まずはPURE STRIKE 16×19 ピュアストライク 16×19

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今回このピュアストライクシリーズを一気に試打したのですが、私がもっとも使いやすいと感じたのはこのモデルです。

 

あるいはピュアストライク100ですね。

 

ピュアストライク 16×19のスペック

フェイス面積 98インチ

重さ 305グラム

バランス 32.0ミリ

フレーム厚 21ミリ~23ミリ

 

こうして見ると、なんだピュアドライブよりも5グラム重いだけかと思われがちです。

 

しかし、この5グラムの差は大きい。

 

しかも、フレーム厚が若干薄いこのラケットで5グラム重いとなると、ラケットの中身がギュッと詰まってるような感覚がします。

 

打ってみての感覚なんですが、まず、やはりピュアドライブシリーズなんかよりも、ずっとしなりが大きくて球持ちがいい。

 

ボールがラケット面にくっついて、乗っかっているような感覚なんですね。

 

最近の「黄金スペック」と言われるようなラケットは中厚でよくボールを弾くものばかり。

 

ピュアストライク 16×19は昔からのテニスファンをうならせるクラシカルな打感を持っています。

 

私は以前ヨネックスと契約していたときにEZONEシリーズの98インチモデルを長く使っていたのですが、それに近い感覚があります。

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このヨネックスのEZONEも心地いいしなり具合でとてもいいラケットなんですけとね。

 

ピュアストライク 16×19の方が、よりしなやかな印象を受けました。

 

ピュアストライク 18×20

 

ピュアストライク 18×20

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こちらのスペックは

フェイス面積 98インチ

重さ 305グラム

バランス 32.0ミリ

フレーム厚 21ミリ~23ミリ

と前出のピュアストライク16×19とストリングパターン以外は同じなんですね。

 

こちらは言わずと知れたドミニク・ティエム使用モデル。

 

発売前から、あのティエム選手が持っている白いラケットはなんだ?と話題になったモデルですね。

 

ミーハーなプレーヤーはこちらを使いたいかもしれませんが、18×20のスペックはやはりハード。

 

気持ちよくストロークで攻撃できる反面、ピュアドライブのようなパワーのある中厚ラケットに慣れている人にとっては守備の場面がきつい。

 

ティエム選手のような猛烈なスイングスピードでボールを打てるパワフルなプレーヤー向きですね。

 

ちなみに実際のティエム選手使用スペックはこんな感じだそうです。

 

重さ 337グラム (ガットやオーバーグリップ込)
バランス 33センチ

これはガット込でのデータですからわかりにくいですが、市販のスペックよりもだいぶ重たいですよね。

 

重さだけなら後述のピュアストライクVSツアーと同じくらいかもしれません。

ラケットのフレームのみで320グラムくらいありそうです。

 

さて、このピュアストライク 18×20。

一切の妥協を許さない選手モデルという硬派な印象だったのですが、実際に打ってみると印象はずいぶん違いました。

 

重さがさほどないため、一般プレーヤーでも十分振ることはできます。

 

このラケットを使う前の最初の印象では、18×20と聞いて、ちょっと厳しいかなという印象でした。

 

18×20というと、全然飛ばない、スピンがかかりづらいというイメージを持っていたのですが、

 

実際は重さがそこまでないので、びゅんびゅん振れてしまいます。

 

スイングスピードが上がるのでスピンはそれなりにかかります。

 

昔HEADのラジカルMPが登場したときに感じたような、軽くて目の詰まった競技モデルという感覚が近いです。

 

中厚になれてしまった方にはきついかもしれませんが、しなりのあるフレームでハードヒットしたいプレーヤーにはおすすめできます。

 

ピュアストライク100

 

今回もっとも打ちやすいと感じたのは、ピュアストライク16×19、もしくはこのピュアストライク100ですね。

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ピュアストライク 16×19がピュアドライブよりも5グラム重いのに対して、こちらはピュアドライブと全く同じ重さ、バランス。

 

ピュアドライブ、ピュアアエロ、あるいは他社の黄金スペックラケットから乗り換えようかと考えている方はこれがベストです。

 

フェイス面積 100インチ

重さ 300グラム

バランス 32.0ミリ

フレーム厚 21ミリ~23ミリ

 

とても振りやすく、女性の方でも扱いやすいモデルではないかと思います。

 

日本の女子選手で加藤未唯選手がピュアドライブからピュアストライク100に乗り換えたことは有名ですね。

 

女性でピュアストライクシリーズを使いたいという方は、事実上、このピュアストライク100一択になりそうですね。

 

ピュアストライクシリーズは基本的にパワーのある男性向けの設計という印象です。

 

一般に女子の場合、男子ほどスピンをかけるわけではないので、勝つためにはより飛びのいいやや軽めのラケットを使うことになるかと思います。

 

あとで紹介するピュアストライクVSの方が軽いのですが、そちらはボールの飛びが抑えられているので、女性のプレーヤーにはあまりおすすめできません。

 

ピュアドライブシリーズや、ピュアアエロシリーズのように、○○ライトや、○○チームといった軽いスペックのものがピュアストライクシリーズに存在しないため、ピュアストライク100は女性にとって貴重な一本。(←訂正 ピュアストライクチームがありました。お詫びします。)

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実際、私の勤務するスクールでも、女性の方でこのデザインのラケットがいいと言って使われている方がいます。

 

ただ、その方は、初級であまり力はありません。

 

そういう方だとピュアストライク100はちょっと厳しいかな。280グラムぐらいだと良かったんですが。

 

本当にスクールで初級レベルの女性の方であれば270グラムのピュアドライブライトあたりがいいんじゃないでしょうか。

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ピュアストライク VS

 

ピュアストライクVS、かつてのピュアストームの焼き直し。

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実際、デザインがピュアストライクシリーズ仕様になっただけで中身は一緒とも言われています。

 

軽いラケットですが、ラケットのストリングの中央部分の間隔が密になっていて、非常に硬派な打球感です。

 

力のある男性向けですね。

 

スペックはこんな感じ。

 

フェイス 98インチ

重さ 295グラム

バランス 325ミリ

フレーム厚 21ミリ均一

 

実はこのフレーム厚が21ミリ均一というところがポイントです。

 

完全なボックス形状で、非常に打感がいいのです。

 

私の同僚のコーチに、ベテランの大会のシングルスで活躍する選手がいるのですが、そのコーチはこのピュアストライクVSを使っています。

 

一時期ピュアアエロにしたそうなんですが、どうしても昔ながらのボックス形状の打感が良くてピュアストライクVSにしたそうです。

 

やはり昔から長くテニスをされている方にとってはとてもしっくりくる打感なんでしょうね。

 

ピュアストライク VSツアー

 

ピュアストライクVSツアー

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これこそが、まさに究極のコントロールモデル。

 

かつてのピュアコントロールの焼き直しですね。

 

ピュアコントロールは数多くのトッププロに愛された名品です。

 

そのスペックを見てみると、

 

フェイス 98インチ

重さ 320グラム

バランス 310ミリ

フレーム厚 21ミリ均一

 

全体重量が重いのでかなりトップライトな設計ですよね。

 

縦糸は16本と聞くと、ピュアストライク18×20の方がコントロールしやすいのではと思われるかもしれません。

 

ですが、縦糸16本にもかかわらず、コントロール抜群。しかも、スピンもかかる。

 

その理由はピュアストライクVSのところでもお話ししたが、ストリング中央部分の間隔が密になっていることにあります。

 

また、特筆すべきはその重量。

 

320グラムというのは最近のラケットでは珍しい重さですね。

 

一昔前まではヨネックスのラケットはSLとULなんかがあって、SLは330グラムありました。

 

今は各メーカーともツアーモデルで315~320グラムが一番重たいくらいですよね。

 

重いラケットでなくても、鉛のバランサーなんかをつけて重くすればいいという方もいらっしゃいますが、もともとが重たいラケットの重厚な打球感にはやはりかなわないと私は思います。

 

重さのおかげで面がぶれる感じがありません。

 

16×20というストリングのパターンですが、打球感は18×20のような感触です。

 

俗っぽく言えばバボラが作ったHEADのプレステージという印象。

 

世界レベルのトッププロと同じようなラケットが持ちたいと願うなら、間違いなくこれです。

 

世界レベルのプロはたとえラケットの外観上のデザインがピュアドライブやピュアアエロのような軽いラケットのようであっても、実際の中身は全然違います。フレームが市販のものよりも、重かったり、硬かったりするのは当たり前です。

 

シリーズ共通の事項について

 

今回バボラさんがかつてのピュアストーム、ピュアコントロールなどを、ピュアストライクシリーズとしたことで、非常にラインナップが簡潔に。(ラインナップはぜひバボラさんのサイトを見てください。)

 

ピュアストライクはシリーズ共通のデザインもかっこいいです。

 

斬新というか、前衛というか、バボラさんのラケットのデザインは他メーカーと一味違いますね。

 

白にオレンジの差し色を使うなんてありそうでなかったですよね。

ただ、やっぱり白は汚れるんですよね、、、

いい状態をキープしたいと思うなら、定期的に布でさっと拭いたりしておきましょう。

 

あとこのボコッと飛び出したグロメット、ここはやや武骨な印象。

ここは現在のピュアアエロやピュアドライブみたいにすっきりさせてほしいですね。

 

次回にピュアストライクシリーズが出るときにはこの辺を改良してもらいたいところです。

 

ただ、このピュアストライクシリーズ、まだ登場してからさほど経ちません。

 

ピュアアエロシリーズはそろそろモデルチェンジがあるのではないかと思っていますが、

 

ピュアアエロ2019の予測記事はこちら。

ピュアアエロ2019

ピュアアエロ2019(あるいはピュアアエロ2018)はこうなる!

 

ピュアストライクのニューモデルが出るのはまだ先ですね。

 

ピュアストライク2020に期待しましょう。


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まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

 

ピュアストライクシリーズの全製品について私なりに実際打ってレビューしたみましたが、気になる方、ぜひ一度手に取ってみてください。

 

ピュアストライク2020なるものが出るまではまだまだかかりそうなので、今回紹介したピュアストライクシリーズは今まさに旬です。

 

そのわりにはピュアストライクシリーズ、ネットなんかで価格を見ていると、ピュアドライブ、ピュアアエロシリーズに比べて、安い感じなんですよね。

 

使っている選手が少ないというのもありますが、それだけに持っていると目立ちます。これ大事(笑)

 

よくよく吟味あるべきものなり。

 

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