バボラ ピュアストライクツアー レビュー
この講座は、
「読むテニスの教材」として、
テニスのレベルアップに役立つ情報や、
テニスの上達法、
テニスの練習法、
最新のテニスグッズ
などを紹介していきます。
今回はラケットの話です。
バボラのピュアストライクシリーズで最も重たく、競技向けの設計となっているピュアストライクツアーについて書いてみたいと思います。
ピュアストライクシリーズに関しては、以前にもいろいろ書いていますので、ぜひこちらもご覧ください。
ピュアストライクシリーズ全機種についてメーカー公式ホームページよりも詳しく語っています。
ただ、今回の記事で紹介するピュアストライクツアーは、重たいですし、使う層が限られるので、アクセスが伸びないだろうなと思ってます(笑)
でも、個人的にはこういう重たいラケットが好きなんで、開き直って書いてみようと思います。
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ピュアストライクツアー
品名 PURE STRIKE TOUR
品番 BF101410
長さ 27.0インチ
フェイスサイズ 98平方インチ
重さ 320g
フレックス RA 70
バランス 315mm
フレーム厚 21.0~23.0mm
素材 グラファイト
ストリングパターン 16×19
推奨テンション 50〜59ポンド
グリップサイズ 2・3
元グリップ シンテックチーム(ホワイト)
かつてこのピュアストライクシリーズにはピュアストライクVSツアーというモデルがありました。
ありました、というか、今でもカタログ上はあるんですけど、カラーリングが旧モデルのままで、最新版カラーのピュアストライクVSツアーって出てないんですね。
ピュアストライクVSツアーは、
このまま時の流れとともに消えてしまいそうなラケットなんですが(笑)
実はこのピュアストライクVSツアー、かつて人気だったピュアコントロールというラケットの中身そのままということだったんです。
この実質ピュアコントロールのラケットが更新されなくなり、ピュアストライクツアーという新たなラケットが登場したということは、いよいよピュアコントロールも終わりか……と、昔からのテニスファン(←要するにただのおじさん)な私は小さな絶望を感じています。
それでも、最新のピュアストライクツアーが使いやすければ、何も問題はないわけで、、、
ところが、最新のピュアストライクツアーの320gで315mmバランスという設計は相当重く感じます。
かつてのピュアコントロールは320gの310mmバランスでした。
これは最近市販されているラケットなら、プレステージMPなんかが、かなり競技志向の強いモデルだと思うのですが、それがまさにピュアコントロールと同じ320gの310mmバランスですね。
HEAD PRESTIGE MP
バランスが5mm違うのって、結構大きいんですよ。
やっぱりそれだけ重く扱いづらく感じます。
慣れるまではね。
慣れてしまうと、これ程スイングが安定し、強い球が打てるラケットは他にないと思います。
やっぱり重たいラケットのメリットって、そこなんですよね。
最近の軽いラケットにはあり得ない安定感がある。
かつてのピュアコントロールもそこが魅力だったんですよ。
かつてのピュアコントロールの後継機はもう出ないのか……という感じですが、ピュアストライクツアーの出来は中々のものなので、この流れも仕方ないかというふうに思って見ています。
最新のピュアストライクツアーの出来はなかなかです。
世界のトッププロが使っているラケットって、実際には、このラケットが非常に近いですよ。
海外のトッププロって、これくらいの重たいラケットを普通に使ってますからね。
ピュアストライクツアー
でも、まだちょっとピュアコントロールには未練が、、、
さらば、愛しのピュアコントロール、、、
では、実際にピュアストライクツアーを打ってみたレビューです。
ピュアストライクツアー
実際に打ってみた感想なんですが、重たい分、ボールを打った瞬間にラケットが押される感覚が少なく、ラケットがぐらつかないまま振れているのがハッキリとわかるほど、この重さは武器になります。
やはりこの重さになると全然違いますね。
まあ、私が普段使っているラケットがピュアドライブで300gしかないので、それと比べたら歴然たる差があって当然なのですが。
そもそも、ピュアストライクシリーズのコンセプトは、早いタイミングで相手のコートにボールを打ち返す、ライジングのテニスに適したラケットということです。
そのコンセプトをもっともうまく具現化するラケットはこのピュアストライクツアーではないかと思ってます。
なんせラケットの重量があるので、ラケットが相手の球にはじかれない。
ライジングでボールを打つということは、相手のボールがバウンドしたばかりの一番エネルギーに溢れる瞬間を打ち返すということになります。
ボールを打ち返すときに非常に多くのエネルギーがいるのです。
伊達公子さんが現役時代、ライジングを武器に戦っていましたが、伊達さんのラケットの重さは383gもあったと言います。
そこに答えがあります。
杉田祐一選手のラケットも370gくらいという話でした。
ようするにトッププロのレベルで早いタイミングの打ち合いをするのに、ラケットの重さは必須なわけです。
320gで重たいなどというあまっちょろいことは言ってられないのです(笑)
重たいラケットを使うことで相手のボールに負けなくなります。
ピュアストライクツアーはそんなラケットです。
いかがでしたでしょうか。
ピュアストライクツアー
重さは武器。
重さは凶器です。
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