ユーザー爆増の予感!BABOLAT RPM POWER (バボラ アールピーエム パワー)ティエム選手のガット(ストリング)
この講座は、
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などを紹介していきます。
今回はガット(ストリング)の話です。
全米オープンテニス2020で見事優勝したドミニク・ティエム選手。
It had to be like this – my career was always like the match today – many ups and downs and I love the way it turned out. pic.twitter.com/ksFDgIfws8
— Dominic Thiem (@ThiemDomi) September 14, 2020
そのティエム選手の影響で一気に注目が高まっているストリングがあります。
それは何かと言うと、もちろんティエム選手の使用するRPMパワー。
もともとティエム選手が優勝するよりも前から、多くのトッププロがこぞって使用を開始したため、注目が集まっていたストリングなんですけどね。
今回はそんなRPMパワーについて書いてみたいと思います。
ティーム 選手も使用するRPMパワー
パッケージの裏側はこんな感じ。
前にもレビューを書いたんですが、その打感は独特です。
「クリスピーな打感」という表現がされていたりするのですが、少し乾いたカキーンという打感で、ボールがしっかりと飛んでくれる印象です。
バボラのストリングなんですが、ちょっとルキシロンっぽい感じがするという声もチラホラ聞こえます。
表面の特殊なコーティングのおかげで、このストリングって、本当に今までのバボラのストリングにはない感触に仕上がっていると感じました。
まあ、その特殊なコーティングのおかげで、ガットを張る側の立場からすると、ちょっと厄介な側面はあるのですが。
ガットを張るときに、ギシギシときしむような感覚なので、一旦リンスをしたいほど(笑)
いや、それはさておき、本当に今までない最高の打感と、ボールの飛びを実現してきたなという印象。
RPMパワー、その名の通り、破壊力抜群のパワーがあるボールが飛びます。
バボラのピュアドライブに、このRPMパワーを組み合わせたりなんかしたら、そりゃ最強ですね。
とにかく、このRPMパワーは、これからさらに使用者を増やすことでしょう。
というのも、ストリング(ガット)って、その性能がどうかというのが一番大切なのはもちろんなのですが、誰が使ってるかってことも非常に大切なんですよ。
アルパワーをなぜこんなにも多くの選手が使用するかなんですが、アルパワーが、世界一性能が優れているからではないんですよ。
アルパワーよりも性能的に優れているストリングなんて、現在ではいくらでもあるんですよ。
しかし、フェデラー選手に、ジョコビッチ選手に、マレー選手と多くのチャンピオンが使用することで、多くの選手は彼らと同じ道具を使っているのであれば、道具で不利にはならないと考えるのです。
言わば守りの発想で、道具で有利になることを探すのはめちゃくちゃ難しいですが、少なくも不利にならないものを選ぶ。
同じ道具であれば不利ではないですね。
それが現在のアルパワーだらけの現状を生み出したのではないかと思ってます。
まあ、ベストのストリングを自分であれこれ試して探すのなんて大変ですからね。
それなら、トップの選手が色々試して見つけたものを真似しちゃえば手っ取り早いんじゃないの?
ということもあると思います。
バボラのRPMブラストも同じですね。
ナダル選手が使っていますから、同じストリングであれば、ストリングで不利とはならないでしょう。
そんなわけで、バボラのRPMブラストも、バボラ契約の選手に限らず人気です。
スタン・ワウリンカ選手が使用しているということでも有名ですね。
ワウリンカ選手にいたっては、ヨネックス契約であるにもかかわらず、ストリングはずっとバボラのブラスト。
そして、今回ドミニク・ティエム選手がチャンピオンとなったことで、新たな潮流が生まれるかもしれません。
ティエム選手に追いつけ追い越せとばかりに同じストリングを使用する選手が増える。
そう予想しています。
トッププロやチャンピオンの真似をする理由。
アマチュアであれば単純に憧れだけかもしれませんが、プロの選手たちの間にはそういった事情もあるのだと思います。
日本人のバボラ契約のトッププロと言えば、杉田祐一選手。
杉田祐一選手は、長くプロハリケーンツアーを使用していました。
プロハリケーンツアーというのは、古い商品であるにもかかわらず、RPMブラストなどが発売されてからも、杉田祐一選手はずっとプロハリケーンツアーのままでした。
そんな杉田祐一選手が、RPMパワーを使い始めたのは、ちょっと意外だったんですよね。
それほどまでにRPMパワーが気に入ったということは、何かあるに違いない。
やはり、先ほどお話ししたように、バボラのピュアドライブにRPMパワーの組み合わせって、すごいエネルギーが発揮できるのだと思います。
ダニエル太郎選手も最近になってRPMパワーを使い始めた選手の一人。
ダニエル太郎選手と言えば、バボラ契約でありながら、RPMブラストではなく、かたくなにルキシロンのオリジナルを使っていたことで知られています。(一時期RPMブラストだったこともありますが、すぐオリジナルに戻りました。)
ルキシロンのオリジナルから離れられなかったダニエル太郎選手が乗り換えることができたとうのはちょっと意外でした。
しかし、先にお話しした通り、バボラのストリングでありながら、ルキシロンっぽい打感がするこのRPMパワーの性質を考えると、それも納得かなという気もします。
綿貫陽介選手もRPMパワーを使用し始めて、好成績を残し始めたプレーヤーの一人。
やはり、このストリングには、日本人のトッププロを虜にする何かがある。
そう感じています。
やっぱり、その名の通りパワーの問題ですかね?
もちろん、彼らのレベルでしか感じ取れない何かなのかもしれませんから、はっきりしたことはわかりませんが、気になる方は、一度試してみると良いでしょう。
バボラ RPMパワー
いかがでしたでしょうか。
バボラ RPMパワー
間違いなく、新たなトレンドになる1本です。
ぜひ。
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